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人と仲良くなる上で大切なのは「ポジティブな笑顔」
Celeina:それは以前お会いした時も感じたんですよ。その時のエピソードを話してもいいですか?
SKYTOPIA:大丈夫だと思います(笑)。
Celeina:SKYTOPIAさんに初めてご挨拶したのは、『フジロック』の「THE PALACE OF WONDER」エリアだったと思うんですが、私とタカノさんともう何人かでグループになって話していたら、横をユセフ・デイズ(Yussef Dayes)さんが通っていったんです。私はファン目線で大興奮して「さっきFIELD OF HEAVENでライブ見てたんだよ!」って話たら、SKYTOPIAさんが「話しかけて感想を伝えに行ったら? 直接言った方がいいよ」と言ってくださったんですよね。でも私は「行けないですよ……」と殻を閉じちゃって。
タカノ:陰キャが出ちゃったんだね(笑)。
Celeina:私が足踏みしていたら、SKYTOPIAさんが「じゃあ俺行くわ」と言って、ユセフ・デイズさんの方に向かっていって、しっかり感想を伝えて、握手までして帰ってきたんですよ。
タカノ:すごいよね。それはどういう心境なの?(笑)
SKYTOPIA:タカノさんに「Frasco」の話をきっかけに話しかけたのと同じです。ユセフ・デイズさんの音楽はしっかり聴いているし、ドラムプレイが素晴らしくて僕も大好きで、ポジティブな感想をちゃんと持っているので、そういう純粋な思いを入り口に話しかければ、嫌がる人はまあいないかなって。演奏で疲れているかもしれないので様子は見つつですけどね。でも僕もミュージシャンだからわかりますけど、「音楽良かったですよ」と言われて嫌な気分になる人はいないですよ。
Celeina:でも大人になると、ピュアさだけではいけないというか、自分の中でストッパーをかけちゃうんですよね。人と仲良くなる上で、何かテクニックがあるんですか?
SKYTOPIA:やっぱり、さっき言ったポジティブな笑顔からスタートすることですかね。子供ってすぐ友達になるじゃないですか。子供時代を思い出して、さっき言った殻みたいものを1回破ってみる。第一印象もいい感じで、会話の雰囲気が良くなっていった中で、「友達になりましょうよ」と言ってみるといいと思います。本当に変な状況じゃなければ、「友達になろう」と言われて嫌な人っていないと思うんですよね。
タカノ:もう講座が始まっていますけれども(笑)。なぜ今日彼を呼んだかというと、FIST BUMPの達人だからなんですよ。
Celeina:もう感じていますよ。
タカノ:FIST BUMPをリアルでやっているというか。すごく友達が多いし、友達になる早さに俺もいつもびっくりしていて。だってこの前インドに行って、飛行機の中で友達を作っていたよね?
SKYTOPIA:友達とインドに旅行に行っていて、ニューデリーからバラナシに移動する時に、インド国内を運行する飛行機に乗ったんですよ。機内に何百人もいる中で、僕と友達の隣に座った人がたまたま日本人の方だったんです。もしかしたらちょっと恥ずかしがっちゃうかもしれないんですけど、「インドの国内線で日本人が隣に座るって奇跡じゃね?」と思って、「奇跡が起きましたね」というノリで話しかけたら、その方がインドの伝統的な太鼓楽器をやられているパーカッショニストだったんです。20年くらいインドの伝統楽器をされている方で、「もう友達になりましょうよ」というノリで仲良くなりました。
タカノ:その方はたしか、その楽器を弾ける、日本で2人しかいないうちの1人なんですよね?
SKYTOPIA:その方によると、その方ともう1人しか弾ける人がいないそうで、話が盛り上がりました。
タカノ:その方を自分のパーティーに呼んだりしていたよね。それで演奏してもらったりとかしていて。本当にすごいですよ。