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日本に海外ゲームの情報がなかった時代に、情報を集めて発信していた
タカノ:2018年頃は「日本eスポーツ元年」と言われましたが、Yossy さんは2002年に『Negitaku.org』を開設されていますよね。その頃は社会人だったのですか?
Yossy:はい。なぜ社会人になってからそんなことを始めたのかと思われるかもしれませんが(笑)。当時は海外のゲームに熱中していたんですが、日本語での情報がなかったんです。とにかくゲームの情報がほしかったので、海外サイトや公式サイトで情報を集めているうちに、「世界ではこれはeスポーツと呼んでいるんだ」ということがわかって。それでどんどん興味を持って、自分だけでなく他の人にも役立つように発信していきました。
Celeina:当時FPSに夢中だった子どもたちにとっては、『Negitaku.org』で情報を得られるということは本当に嬉しかったでしょうね。
Yossy:ありがたいことに喜んでいただけました。その反応が励みになって、より一層頑張ろうと思いました。
タカノ:当時、日本では「eスポーツ」という言葉はまだなかったのですよね?
Yossy:そうです。ただ海外ではすでに「eスポーツ」という言葉が普及していて、世界大会も開催されていました。2000年から2002年頃には日本代表が世界大会に出る予選も行なわれていたんです。
Celeina:Yossyさんは、当時英語で情報を集めていたんですね。
Yossy:そうですね。受験勉強で学んだ英語を活かして、何とか調べながら理解していくという感じでした。