INDEX
丸尾末広や水木しげる、中村明日美子に影響を受け、今の画風が生まれた
Celeina:この細密画の画風になった経緯を教えてください。
久喜:高校時代はガロ系の漫画に興味を持ち、丸尾末広先生や水木しげる先生の作品に触れました。また、中村明日美子先生の繊細な線にも魅了され、自分もやってみたいと思ったのが、今の画風につながっています。
Celeina:細マッキーでここまで描かれるとは本当に驚きです。Instagramなどでもぜひ見ていただきたいですね。2022年からはライブドローイングも始められているとのことですが、どのような場所で行なわれているのですか?
久喜:個展の会期中に公開制作をしたり、ご依頼をいただいて祝いの席で描いたりしています。ボディーペイントも行ない、その場でいただいたお題を即興で描くこともあります。性格的にせっかちなこともあり、「下書きはいらない、一発で描いた方が早い」と考えて取り組んでいます。
Celeina:この64cmのキューピー人形は、どのくらいの時間をかけて仕上げられたのですか?
久喜:最初の1体は1か月かかりましたが、こちらは5日ほどで完成しました。
タカノ:これほど細かいのに5日とは驚きです。
久喜:音楽を聴きながら没頭していると、気がつけば描き終わっているんです。
Celeina:どのような音楽を聴かれるのですか?
久喜:幅広く聴きます。昔のビジュアル系、テクノロック、アニソンなど、そのときの気分でシャッフル再生しています。
タカノ:音楽によってもインスピレーションが変わったりしそうですよね。