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日本コロムビアの遠藤亮輔は、リイシューを通して115年間のアーカイブに光を当てる

2025.9.25

#MUSIC

意外なルートでバズった、50年前の音源

Celeina:最近リイシューしたり、何かがきっかけでバズった楽曲はありますか?

遠藤:意外な曲が、世界でバズった例があります。1975年にセキトオ・シゲオ(関藤繁生)というエレクトーン奏者が出した『華麗なるエレクトーン』という、楽譜と一緒に売られていた教則用のアルバムがあるんですが、その中の“The Word II”という曲をカナダのアーティストのマック・デマルコが引用して、”Chamber of Reflection”という曲を作ったんです。これが大ヒットしたんですよ。さらにトラヴィス・スコットとクエヴォのユニット「HUNCHO JACK」も、この曲をサンプリングして、ヒップホップ界でも広がりました。それがきっかけで、原曲の”The Word II”もサブスクなどで聴かれるようになりましたね。

Celeina:サンプリングで日本コロムビアの音源を使いたい、という問い合わせは海外から直接来るんですか?

遠藤:実は一部だけですね。ほとんどは勝手にサンプリングされているという状況です。ただ、サンプリングのお陰で世界にその音源が広まっていくということもあるので、痛し痒しの状況ですね。

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