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自身が制作した靴に「SANDWICH」や「BAGEL」など、パンの名前をつけている
タカノ:今日はなんと「RFW」のシューズをスタジオにお持ちいただいております!
Celeina:すごく可愛いお靴で、コロンとしたフォルムが素敵ですね。

タカノ:ローテクのデザインで。
鹿子木:そうですね。ハイテクはなかなか作りづらいんです。
Celeina:待ってください。「ローテク」と「ハイテク」ってなんですか…?
鹿子木:「ローテク」は、おそらく1980年代以前からよくあるデザインですね。競技用シューズやランニングシューズとしても使われているものです。スポンジとゴムだけの底だったりします。「ハイテク」は比較的新しい形で、エアーが入っていたり、アッパーの部分がメッシュだったり、ニットだったりします。あとは現在のサッカー、バスケ、陸上などの競技用に特化したシューズがハイテクですね。個人的な解釈ですが。
タカノ:ご説明いただきありがとうございます! お持ちいただいた「RFW」のシューズはローテクデザインですが、キャンパス素材で、シンプルながら遊び心が随所にあるようなデザインですね。

鹿子木:今日は2足持ってきたんですが、こちらには「SANDWICH」という名前をつけていまして、もう1つのミドルカットの方には「BAGEL」という名前をつけています。パンの名前をつけた理由としては、「SANDWICH」というモデルを最初に作った時に、靴紐の部分が2枚の羽根のように重なっている形状がサンドイッチぽいな、と思ったからなんです。上の部分がパカッと開くような感じで、あとは歩くと屈曲部分が離れているから力を逃がせるんです。
タカノ:かかとを上げる時に曲がりやすくて、歩きやすいというか?
鹿子木:そうですね。
タカノ:「BAGEL」の方は、どういった理由で名づけたんですか?
鹿子木:履き口のぷくっとした丸い形状がベーグルみたいだなと思ったんです。ローカットでもハイカットでもない、ちょうどくるぶしの部分に当たる形状なんですが、履き口がしっかりしているので、ホールド感があるんですよ。なので、ワイドパンツにも細いパンツにも、形を選ばず合わせやすいようなデザインになっています。
Celeina:ネーミングがかわいいですね。