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選手の登場曲について、とある思いを抱えている
タカノ:社会人になってからは、お忙しい中で野球との関わりはどのように続けられていましたか?
書川:大学時代より試合に行く回数は減りました。ただ、勤務先のオフィスが表参道に移転し、神宮球場まで徒歩15分ほどの距離になったんです。2000年ぐらいからは、仕事が一区切りついたら5回や6回から野球を観戦して、試合が終わったら会社に戻ってまた仕事をするということもしていました。
Celeina:一息つける癒しの場所だったのですね。
書川:はい。その頃のスワローズは今ほど人気がなく、当日券でも余裕で入場できたんです。現在は非常に人気のある球団となり、その過程を見てきましたが、球団スタッフの方々が様々なアイデアを出して企画を実施したり、グッズ展開も進化していったりしたんです。そのような取り組みは、僕の仕事にも参考になる部分がありましたね。
Celeina:スワローズのファン作りやファンへの還元の仕方は、音楽の仕事におけるファンとの向き合い方にも通じる部分があるのですね。
書川:少しですが、そういう部分もありますね。
タカノ:音楽と野球の関連についても伺いたいです。選手の登場曲について思うことがあるそうですね?
書川:スタッフと一緒に観戦していて、選手の登場曲に自社の楽曲があまり使われていないのを見て、少し寂しく感じていました。ただ、木澤投手がサザンオールスターズの”希望の轍”を使用していたり、宮本選手が同じくサザンの”みんなのうた”を使用していたりしました。他にも良いアーティストがたくさんいますので、ぜひ使っていただけると嬉しいなという気持ちはあります(笑)。
タカノ:推しのアーティストや楽曲はありますか?
書川:サカナクションという素晴らしいアーティストがいまして。“アイデンティティ”や“モス”は非常に盛り上がる楽曲だと思うんですが、ボーカルの山口さんが中日ファンであることを公言しているので、もしかしたら、使われないのにはその影響もあるかもしれません(笑)。それでも楽曲自体は、登場曲にいいんじゃないかなと思っています。
タカノ:ビクター所属のアーティストの中にもスワローズファンがいらっしゃるかもしれませんし、繋がりができるといいですね。
書川:そのような機会を心待ちにしています。
タカノ:我々には何の権限もないんですが(笑)、この場で発信することで誰かの耳に届くといいなという。
書川:ありがとうございます。
Celeina:さあ、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、明日スタジオにお越しいただくお友達を紹介してもらっています。書川さんがご紹介くださるのは、どんな方でしょうか?
書川:RFWのデザイナーの鹿子木隆くんを紹介します。20年来のただの友人です。
Celeina:ありがとうございます。明日はRFWのデザイナーの鹿子木隆さんに繋ぎたいと思います。「FIST BUMP」、今日お越しいただいたのは、ビクターエンタテインメントの書川政樹さんでした。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann