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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

編集者 / ライターの照沼健太は、全てが『フジロック』になる環境に信頼と実績を感じる

2025.8.22

#MUSIC

『フジロック』で取材したThe Vinesのクレイグ・ニコルズとの握手が強烈に印象的

Celeina:てけさんの初『フジロック』はいつだったんですか?

照沼:結構昔で、2008年ですね。

タカノ:お仕事でしたか?

照沼:そうなんです。当時、MTV Japanという音楽系のテレビ局で働いていて、仕事で行きました。3日間と言いつつ、実は前夜祭から翌日の月曜日までだったので、トータルで4泊5日過ごしましたね。

Celeina:フルで行かれたんですね! 初めての『フジロック』はどうでしたか?

照沼:キッズの頃から音楽雑誌を読んで、「『フジロック』ってこんな感じなんだろうな」と夢に描いていたので、何をするにしても「本物の『フジロック』だ!」と興奮していました。ライブを見ても、ご飯食べても、苗場プリンスホテルに泊まっても。

タカノ:2008年のヘッドライナーは、MY BLOODY VALENTINE、UNDERWORLD、PRIMAL SCREAM! 最高ですね。

Celeina:お仕事で行かれたとのことでしたが、ライブは見られましたか?

照沼:結構見られましたね。裏でインタビューもしていたんですけど、夜になると見に行けるかな、みたいな感じでした。

タカノ:印象に残っているライブはありましたか?

照沼:どれも印象に残っているんですが、MY BLOODY VALENTINEが本当に久々に再結成したので、めちゃくちゃ良かったです。あと、2008年は忌野清志郎さんが残念ながらご病気でキャンセルになってしまって、それを埋める形でPRIMAL SCREAMが2日連続ステージに登場したんです。国は違えども、ロックンロールの連帯みたいなものを彼らのステージから感じて、エモーショナルでした。

タカノ:ほかに、例えば『フジロック』中にお仕事で接した中で、印象的なアーティストはいらっしゃいましたか?

照沼:取材エリアで1日インタビューをして、色々なアーティストと挨拶するじゃないですか。 その中で印象的だったのが、オーストラリア・シドニー出身のバンド、The Vinesですね。 当時ロックンロールリバイバルとかガレージロックリバイバルと言われていたバンドの中でも人気アーティストでした。中でも、カリスマ的な人気を誇ったフロントマンのクレイグ・ニコルズ(Craig Robert Nicholls)の握力がめっちゃ強かったのが、強烈に印象に残っています。

タカノ:握手をした時にですか?

照沼:そうです。繊細なアーティストというか、線が細い中性的なイメージがあったんすけど、握力がすごく強くてギャップ萌えしてしまったんです。未だにあんなに痛かった握手はなかったかもしれません。

タカノ:記憶に刻まれた握手だったんですね(笑)。

照沼:全然攻撃的な感じではなかったですよ。 ピースフルな感じなんだけれども、予想以上に握力が強かったんです。

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