グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。7月7日から、7月24日までの3週間は、「『フジロック』でつながる友達の輪」ということで、『フジロック』で出会った! 一緒に行くよ! そんなお友達でつないでいただきます。
7月16日は、写真家の服部恭平さんからの紹介で、エディター / ライターの市谷未希子さんが登場。『フジロック』前に開くという「予習会」についてや、これまでで1番印象に残ったステージなどについて伺いました。
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初めての『フジロック』では、1つでも多くのステージを見るために走り回っていた
Celeina(MC):市谷さんは1989年生まれ。美容師、ファッションメディアの編集者を経て、フリーランスのエディター / ライターとして、ファッションや美容、カルチャーなど、幅広いジャンルで活動中です。趣味は映画、ドラマ、ライブ鑑賞と食べ歩きとのこと。さて、市谷さんはフジロッカーということですが、初めて『フジロック』に参加したのはいつですか?
市谷:1番最初は2015年なので、ちょうど10年前になります。
Celeina:どんなきっかけがあったんですか?
市谷:当時、美容師をしていたのですが、お店の師匠と同じタイミングで夏休みを取る仕組みだったんです。師匠が『フジロック』に行くというので、合わせて一緒に行ったのが最初でした。
Celeina:初めての『フジロック』はどうでしたか?
市谷:とにかくすごかったです。『フジロック』は、学生時代からずっと行ってみたい存在でした。 でも10代だと気軽に友達と行くことができなくて、社会人になったら今度は忙しすぎて行けなくて。念願! という感じでした。あと、4日間も大自然の中で過ごすのは、社会人になって初めてでしたね。
タカノ(MC):4日間まるまる行ったんですね。
市谷:そうなんです。1ステージも見逃したくないと思い、先輩を置いて1人でひたすら走り回っていました。
タカノ:最初はステージ間の距離感がわからないから、無駄に歩いちゃったりしますよね。
市谷:「こういう順番で、ここでご飯を食べたらいいのか」みたいなことも体で覚えていきました。
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『フジロック』に行く前に予習会を開いて、当日のシミュレーションをする
Celeina:まさにフジロッカーですね。そこからはコロナ禍以外はほとんど毎年参加されているということですが、ハマった理由やきっかけはあったんですか?
市谷:まさに今話したみたいに、最初の『フジロック』で解き放たれたような気分になれたこと。美容師のアシスタントをしていると、休みの日でもずっとモデルさんを探したりするので、いつも仕事のことが頭の片隅にあるんですよね。でも、『フジロック』ではもちろんそんなことをしなくていい。それだけでもう最高だってなっちゃって。
あと、『フジロック』に行くと、音楽が好きな人しかいないんですよね。「山好きに悪い人はいない」じゃないですけど、「フジロッカーに悪い人はいない」んじゃないかと思うほど。だから「このユートピアにまた来年も帰ってきたい」と思って、毎年行くようになりました。
タカノ:「ユートピア」! パワーワードが出ましたね。市谷さん流の『フジロック』の楽しみ方はあるんですか?
市谷:年々体力の衰えを感じているので、昔みたいなエネルギッシュな遊び方はできないですが、事前に友達と予習会を開いたりします。
Celeina:すごい! 予習会をされるんですね。どんなことをされるんですか?
市谷:2つくらいグループがあって。1つは、初回の時に連れて行っていただいたお客さんのご夫婦を含めた40〜50代くらいで集まっているグループです。代官山にある「立道屋」という、ロッカーたちが集まる居酒屋とか、『フジロック』でずっとお店を出していた「ながおか屋」さんに一緒に行ったりして、タイムテーブルを眺めながら、見たいアーティストにマーカーを引くという、アナログな予習会をします。もう1つは、友達たちとのグループ。家で集まってYouTubeをずっとかけながら、知らないアーティストをひたすら検索していますね。
Celeina:すごくいいですね! そんな友達が欲しいです。
市谷:ぜひ来てください(笑)。予習しておくと、自分のタイムテーブルができるじゃないですか。 もちろん行けるものは全部行きたいんですけど、その中でも自分がどのステージで1番前に行って、全力で楽しむのかをまず決める。そこに向けて、お手洗いやご飯を含めて全ての調整をしていくのが、毎回のルーティーンになっているかもしれないですね。
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これまでの『フジロック』で1番印象に残っているのは、Red Hot Chili Peppersのステージ
タカノ:市谷さんは『フジロック』で色々なライブを見てきたと思うんですが、この10年間で特に印象に残っているライブはあったりしますか?
市谷:1番は、2016年のRed Hot Chili Peppersですかね。お昼のタイミングでものすごくモッシュしているアーティストがいて、それに乗っかっていたら、すごく前まで行けちゃったんです。そこから1人で8時間くらいガンガン前で聴いていて、気づいたら前から2列目くらいにいたんですよ。前の方で見るレッチリは、もう最高でした。
Celeina:かっこいいですね。GREEN STAGEでずっと最前列をキープするの、ちょっとやってみたいんですよ。
市谷:好きなアーティストがたくさんいるからこそ、楽しめることなのかなと思ったりしますね。
Celeina:そして今の期間は皆さんにお伺いしていますが、市谷さんが『フジロック』でパワーをもらった「チャージソング」は何ですか?
市谷:group_inouの“EYE”です。
タカノ:2024年の明け方4時ごろのステージですかね。僕もその場にいました。第一声が「お待たせしすぎたかもしれません」でした。
市谷:そうでしたね。本当に「ありがとう、ありがとう」と思いながら、聴いていました。
タカノ:結構人が残っていましたよね。group_inouさんのグッズの、イルカのタオルを持っている人もたくさんいて。
市谷:私もイルカのグッズ買いました。あのステージも1番前で見ていたんですよ。
タカノ:すごいですね! 僕は中間地点くらいにいました。
Celeina:ちなみに、今年のラインナップで最前列に行きたいなと思っているアーティストはいらっしゃいますか?
市谷:HAIMですかね。リトル・シムズ(LITTLE SIMZ)からHAIMまでずっと最前列にいたいと思っています。
Celeina:予習しているから、もう脳内シミュレーションが出来上がっているんですね。さあ、「Jackery FIST BUMP」は『フジロック』で繋ぐ友達の輪ということで、『フジロック』で出会った、もしくは一緒に行くようなお友達を紹介していただいています。どんな方をご紹介していただけますか?
市谷:モデルの武居詩織さんに繋ぎたいなと思います。私にとって、『フジロック』のパイセンになる方です。
Celeina:楽しみですね。明日は武居詩織さんに繋ぎます。「Jackery FIST BUMP」、今日お迎えしたのは、エディター / ライターの市谷未希子さんでした。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann