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ライターの阿生は、日本にいながら中国旅行気分が味わえる「ガチ中華」に魅力を感じる

2025.7.4

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

6月16日は、番組からの推薦で、「ガチ中華ライター」の阿生さんが登場。中国本土の味をそのままに再現した「ガチ中華」にハマったきっかけのほか、おすすめの店舗についても伺いました。

中国本土の味をそのまま再現した「ガチ中華」

タカノ(MC):「ガチ中華ライター」というのは非常に気になる肩書きです。「町中華」は「町にある中華」というワードで浸透していますが、「ガチ中華」とは一体どのようなものなのでしょうか?

阿生:「ガチ中華」とは、中国人が中国人のために作る中華料理のことを指します。

Celeina(MC):本場そのままで、日本向けに味付けを調整されていない料理ということですか?

阿生:まさにその通りです。中国現地の味付けで提供されている料理ですね。日本でよく食べられている中華料理とは、味付けやスタイルが根本的に異なっています。

Celeina:具体的にどのような料理が「ガチ中華」といえるのでしょうか?

阿生:一例を挙げると、麻婆豆腐があります。日本の麻婆豆腐は辛味が控えめで親しみやすい味ですが、現地のものは山椒がしっかりと効いていて非常に刺激的です。また、火鍋などの四川料理もそうですね。

上海留学で触れた本場の中華料理の味に衝撃を受けた

タカノ:阿生さんが「ガチ中華」と出会ったのは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

阿生:2016年から2017年にかけて上海に留学していた際に、現地で本場の中華料理を体験しました。そのとき、これまで日本で食べていたものとはまるで違う味に衝撃を受け、「これが本当の中華料理なのか」と強く印象に残りました。

タカノ:味の違いに驚かれたのですね。

阿生:はい。辛さのレベルの違いはもちろん、発酵による酸味を生かした料理なども多く、非常に印象深かったです。

Celeina:実は私も今年4月に上海と北京に行き、現地の居酒屋で、細い串に小さく切ったラム肉を刺してスパイスをたっぷりかけた料理や、ピータンのようなものを食べたんです。

阿生:まさにそれらも「ガチ中華」に該当します。ラム串も現地では一般的な料理です。

Celeina:今回は日本で「ガチ中華」を体験できるお店を紹介してくださるのですよね?

阿生:初心者の方でも入りやすいお店として、新大久保にある「蘇園ワンタン」をご紹介します。ワンタンやラーメンのような麺料理が楽しめるお店です。いわゆる醤油ラーメンのような細麺で、日本人の口にも合いやすい味付けです。

Celeina:スープの中に彩り豊かなワンタンが浮かんでいて美味しそうです! やはりワンタンが名物なのでしょうか?

阿生:そうですね。上海や蘇州ではワンタンがよく食べられています。

Celeina:阿生さんおすすめのメニューはありますか?

阿生:最近登場した「蘇州麺」がおすすめです。見た目はあっさりした醤油ラーメンのようですが、スープには豚骨、鶏、タチウオを煮込んだ出汁が使われており、日本ではなかなか味わえない1杯です。

タカノ:新大久保にある「蘇園ワンタン」、メモしておきましょう。もう1店舗おすすめがあるとのことですが、教えて頂けますか。

阿生:もう1店舗は、高田馬場にある「良縁糖水」というお店で、広東省や香港で親しまれている牛乳プリンを提供しています。こちらでは牛乳ではなく、水牛のミルクを使用していて、風味に個性があります。オーナーさんも広東省出身の方なのですが、日本の水牛のミルクを使うなど、素材にもこだわっているんです。

Celeina:プリンの上に小豆や、カラフルな餅のようなものがトッピングされているのですね。

阿生:蓮の実や小豆などをトッピングして楽しむことができます。食感の違いもあり、非常に美味しいです。

Celeina:どちらも美味しそうですし、初心者でも入りやすい雰囲気ですね。

阿生:「ガチ中華」は入りづらいお店が多いのですが、今回はなるべく入りやすい店舗を選んでご紹介しました。

中国のSNSを駆使して「ガチ中華」の情報収集をする

Celeina:お店探しや情報収集はどのようにされているのですか?

阿生:中国のSNS「小紅書(REDBOOK)」を使っています。飲食店のオーナーや在日中国人の方々が「ガチ中華」情報を投稿していてフォローしているのですが、そうするとアルゴリズムで次々と関連情報がタイムラインに流れてくるようになるんです。

Celeina:中国語が理解できるからこそ、そうしたフレッシュな情報もキャッチできて、その情報を日本語に翻訳して発信してくださっているんですね。

タカノ:店の雰囲気も「ガチ中華」と「町中華」では違うのでしょうか?

阿生:はい。中国でよく見かけるような内装がそのまま日本に持ち込まれており、ネオンが派手に光るお店も多くあります。

Celeina:阿生さんは東京を中心に300店舗以上を訪問されているそうですね。

阿生:最近は仕事の合間や週末に通っており、週に3〜4回のペースで巡っています。

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