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扱うVHSビデオは1000本ほど。人気作品は『パルプフィクション』
タカノ:今販売されているビデオは、全部で何本ぐらいあるんですか?
田中:去年数えたときには、1000本ぐらいありましたね。
タカノ:すごい数ですね!
Celeina:レアな商品も扱われているんですか?
田中:レアなものもあることはあるんですけど、うちではあまり貴重すぎるものは販売していないんですよ。アメリカですでに高価なものは、輸入すると大変な値段になってしまうので。ただ、僕が勝手に「1軍はこれだよね」と思っているようなものはあります。これさえラインナップしておけば「確実に動く」というものもありますし。
Celeina:何か、ショップ店員さんのような目線を感じますね。もしかして、アパレルのお仕事をされていたとか?
田中:アパレルの販売員をずっとやっていました。その経験がなかったら今はないと思います。ただ、接客業は長くやっていますが、服も自転車も、本当に自分の好きなものだったかというと、実はそうでもないんですよ。それが雑貨に関しては、自分が100%いいというものを仕入れて、お話ししたお客さんがそれをすごい笑顔で買っていってくれるので、今が一番楽しいかもしれないですね。つらい部分ももちろんありますけど。
タカノ:ちなみに、1軍はどんなラインナップなんでしょうか? 1作教えて欲しいです。
田中:確実に1番売れるのは、『パルプフィクション』ですね。
Celeina:確かに、映像美も楽しめる作品ですもんね。それをVHSのあの画質で見たいというのは分かる気がします。ものとしても、飾っておいてもかっこいいですし。
田中:日本のも輸入盤も全部統一であのジャケットなので、誰が見ても『パルプフィクション』だと分かるんですよね。飾っても映えるので、やっぱりそこは人気があります。それと『E.T.』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』あたりは絶対に動きます。
タカノ:納得です。1軍が好きな作品なので嬉しいです。
Celeina:ちなみに、私の幼少期の思い出の映画だと『ハムナプトラ』なんですけど。『ハムナプトラ』のVHSは置いてないですか?
田中:ありますよ。まさに、砂のように埋もれています。
タカノ:上手いなあ(笑)。
Celeina:かっこいい返しをいただきました(笑)。ぜひ、皆さんお店の方にも遊びに行っていただければと思います。