グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
6月2日は、番組からの推薦で、東京・西早稲田で自転車屋「リピト・イシュタール」を営む田中かずやさんが登場。VHSテープを扱う自転車屋になった経緯のほか、人気のある作品や、1990年代カルチャーをフィーチャーしたポップアップイベント『REBOOT BRAINS』などについて伺いました。
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ポップアップ『REBOOT BRAINS』ではVHSビデオテープを担当
タカノ(MC):実は、田中さんには先週一度お会いしているんですよ。今、新宿のマルイメン1階で開催されている『REBOOT BRAINS』というポップアップイベント(現在は終了)に田中さんも参加されているんですが、そこに僕が遊びに行って、ご挨拶させていただいたんです。
Celeina(MC):ポップアップイベントについては、番組でも以前ご紹介しましたよね。行ってみてどうでしたか?
タカノ:これが凄かったんですよ。1990年代の雑誌やVHS、ラジカセなどいろんなものが集まっていて、1990年代カルチャーが1つの部屋にギュッと詰まったような感じで。タイムスリップ感といいますか、おじさんホイホイといいますか、もう僕は興奮が止まりませんでした。あの空間で働かせて欲しかったです。
田中:ありがとうございます。『REBOOT BRAINS』では、僕はVHSを担当していて。あとはラジカセやウォークマン担当の方と、雑誌担当の方と3人でやらせていただいています。
Celeina:田中さんが出されているVHSは、どんな作品のものなんですか?
田中:輸入盤のVHSなので、字幕などはついていないですし、パッケージも紙ジャケットで、英語しか書かれていないです。皆さん「懐かしい」とおっしゃるんですが、日本で当時見ていたものとは、パッケージが違うので、実際には多分懐かしくないんですよ。だから、僕としては、インテリアとしてやっているというような形です。
タカノ:『ゴーストバスターズ』のビデオとかもありましたよね。もう、わくわくしちゃいましたよ。「よくあんなに集めたな」という感じもありましたし。
田中:自転車屋なのかビデオ屋なのかわからないですよね。
タカノ:そうですよ、自転車屋さんなんですよね。
Celeina:田中さんが営まれている自転車屋さん、「リピト・イシュタール」についても伺いたいと思います。もともと、1990年代カルチャーにまつわる自転車屋さんなんですか?
田中:初めからそういうコンセプトがあったわけではないです。家族経営の自転車屋で、開業してから23年目になります。コロナ禍では自転車もよく売れたんですが、コロナ禍が落ち着くと売れ行きが厳しくなったので、何か新しいことをやってみようと思ったんです。あまり趣味のものを仕事に入れたくなかったのですが、そうも言っていられなくなったので、最初は古着や雑貨、おもちゃ、雑誌とかから扱い始めました。
そのうちに、ひょんなことからテレビデオを入手したので、映画も大好きだから「お店で映画を流そう」と思いついたんです。字幕がない方がいいなと思ったので、輸入盤のVHSを集めていたら、あれよあれよという間にすごい量になってしまいました。

Celeina:VHSの取り扱いをされているのはここ数年のことなんですね!
田中:そうなんです。ビデオ販売を始めてから、まだ1年程しか経っていないんですよね。雑貨自体も始めてまだ2年なので、ビデオ販売でこれだけの反響をいただいていることには正直びっくりしています。