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次回公演の『プレイ・モデュロール』は、ル・コルビュジエが提唱した概念にインスピレーションを受けた
タカノ:観客も参加して、みたいな感じですか?
ハラ:そうですね。テーマとしては、建築家のル・コルビュジエが昔提唱した「モデュロール」という概念を参照しています。これは、身体の尺度に黄金比を掛け合わせて建物を作っていくという考え方なんです。「建物を外側から作る」のではなく、「内側から体の倍率で建物を作る」という考え方にすごく面白さを感じ、その概念にインスピレーションを受けました。身体をどんどん倍増していきながらダンスを上演したら、観客の皆さんとどんな感覚を共有できるんだろうということを考えています。
Celeina:すごいですね。まさに、ハラさんが大学のときに勉強されたデザインという部分と、その後に習得したダンスが混ざり合って、パフォーマンスの1つとして作られているんですね。お客さんはどんな方がいらっしゃると思いますか?
ハラ:普段からダンスを観ている方もいらっしゃると思いますし、建築の専門の方もいらっしゃると思います。今回、ポップスもジャズも何でもできる素晴らしいミュージシャンの小田朋美さんに音楽をお願いしているので、彼女の活動を追っている方もきっといらっしゃると思います。
Celeina:窓口が広くて、すごく面白いですね。ハラさんのソロ公演『プレイ・モデュロール』は6月13日(金)から15日(日)まで、三軒茶屋のシアタートラムにて上演されます(現在は終了)。さあ、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいています。どんな方をご紹介していただけますか?
ハラ:美容師の嶋津一馬さんです。彼はとても面白い人で、私の作品に出たこともあるんです。ダンサーや俳優、モデルが出演する中、1人だけ美容師として異質な存在感を出してくださりました。存在がアーティストみたいな感じで、ヘッドジュエリーを作ったりもしています。最近、新宿にサロンを開かれたところで、本当に精力的に表現活動をされている、素敵なクリエイターです。
Celeina:ありがとうございます。明日は美容師の嶋津一馬さんをお迎えしたいと思います。「FIST BUMP」、本日はダンスアーティストのハラサオリさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann