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MIXTAPEのカルチャーをイメージした装丁とタイトル
Celeina:本書の装丁も素晴らしいんですよ。黒を基調として、紫色の帯がアクセントになっています。これはタイトルの「MIXTAPE」をイメージしてデザインされたのですか?

菊池:はい。カセットテープのケースを模したラベルのようなデザインになっています。表紙には切れ目が入っていて、この切れ目を破ると、中にカセットテープのグラフィックが現れる仕掛けになっています。

Celeina:面白いですね! 表紙にミシン目が入っていて、それを切り取ることでカセットテープのデザインが見えてくるんですね。
菊池:そうなんです。
タカノ:モノとして所有したくなる魅力がありますね。
Celeina:このカセットテープ風の装丁やタイトルには、どのような思いが込められているのでしょうか?
菊池:この本にはオムニバス形式で10人のラッパーの話が収録されているのですが、さまざまな楽曲を編集して1つのテープにまとめるMIXTAPEのカルチャーをそのままサンプリングするイメージで、タイトルをつけました。