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「Acid Coffee Tokyo」の塚田健太は、新しい扉が開くフルーティーなコーヒーを提供する

2025.3.12

#OTHER

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2月27日は、ミートたけしさんこと川村竜さんからの紹介で、「Acid Coffee Tokyo」の塚田健太さんが登場。コーヒーの世界に興味を持ったきっかけやお店のコンセプトのほか、コーヒーの概念を覆す「スーパーフルーティー」なコーヒーの魅力などについて伺いました。

店名は「コーヒーで新しい扉を開いてほしい」という思いから

Celeina(MC):今日お迎えしたのは、代々木上原にある「Acid Coffee Tokyo」の塚田健太さんです。よろしくお願いします。

塚田:はじめまして。目覚めよスーパーフルーティ、「Acid Coffee Tokyo」の塚田健太と申します。よろしくお願いします。

Celeina:昨日のミートたけしさんから、お話しがお上手だと伺っていたんですが、早速上げてきましたね(笑)。

塚田:ここからですよ。

タカノ(MC):さて、「Acid Coffee Tokyo」は代々木上原駅から徒歩2分ほどの場所にあるんですよね?

塚田:はい。駅からすぐの場所にあります。

タカノ:朝8時から営業されているそうですね。

塚田:意外と朝早くからコーヒーを買いに来られる方が多いんです。当店では常時40種類ほどのコーヒー豆を取り扱っていますが、テイクアウトのコーヒーは日替わりで1種類のみ提供しています。1杯600円で、仕事前にさっと立ち寄られる方もいらっしゃいますね。

Celeina:600円のコーヒーは、バッチブリューで提供しているんですか?

塚田:いえ、1杯ずつ丁寧にハンドドリップでお淹れしています。

Celeina:それは嬉しいですね。

タカノ:お店のコンセプトについて教えていただけますか?

塚田:「Acid Coffee Tokyo」には、テクノ音楽用語の「Acid」と絡めて、「コーヒーで新しい扉を開いてほしい」という意味を込めています。当店のコーヒーはとてもフルーティーな味わいが特徴なんですが、昔はフルーティーなコーヒー自体があまり一般的ではなかったので、その特徴をより強調するために「スーパーフルーティー」と表現しています。

Celeina:私もコーヒーは好きでよく飲むのですが、スペシャルティコーヒーにはあまり詳しくなくて。「スーパーフルーティー」なコーヒーって、言葉にするとどんな味なんでしょうか?

塚田:品種や精製方法によって異なりますが、例えばイチゴのような甘酸っぱさや、ジャスミンのような華やかな香りが感じられるものもあります。一般的なコーヒーの香ばしい香りとは全く違って、目を閉じて香りを嗅いだら「これは本当にコーヒー?」と驚くようなものもありますね。

コーヒー豆は常時40種類以上。コーヒーの色や香りが楽しめるワイングラスで提供

タカノ:お店のInstagramも拝見しましたが、写真がとても綺麗で、パッケージもカラフルですね。

Celeina:フィードがとても美しいですよね。

塚田:ありがとうございます。40種類以上のコーヒー豆それぞれに、名刺のようなカードを用意しています。風味に合わせてカードの色を変えているんですが、印刷のインクではなく、紙自体の色を変えることで微妙なニュアンスを表現しています。例えばオレンジでも、少し濃いものや淡いものなど、コーヒーの個性に合わせて色を選んでいます。

Celeina:すごくアーティスティックですね。

タカノ:お店の内装もコンクリートの質感が活かされていて、モダンな雰囲気ですね。

塚田:そうですね。代々木上原の閑静な住宅街にあって、外観もシンプルなので、初めて来た方は「何のお店だろう?」と思うかもしれません。

タカノ:ラボのような雰囲気もあります。コーヒーはワイングラスで提供されているそうですね。

塚田:はい。ワイングラスだとコーヒーの透明感や色の美しさがより引き立つので採用しました。香りの広がり方も変わるので、ボルドーグラスやブルゴーニュグラスなど、コーヒーごとに適したグラスを使い分けています。

Celeina:40種類もあると選ぶのに迷いそうですね。

塚田:初めて来店されるお客様も、「多すぎて何を選べばいいかわからない」と戸惑われることが多いですね。でも、ご安心ください、とお伝えしたいです。まずは「普段コーヒーはどれくらい飲みますか?」とか「今日何杯目ですか?」といった簡単な質問をして、お客様の好みを探ります。お話しをしながら、その方が今日ここに来るまでどういった過ごし方をしているかなどを想像して、その方に合ったコーヒーを提案させて頂いています。

タカノ:導いてくれるんですね。

塚田:うちのバリスタはみんな親切なので、安心して気軽にご相談ください。

世界チャンピオンの店で修行し、コーヒーの奥深さを知る

タカノ:塚田さんがコーヒーに興味を持ったきっかけは何だったんですか?

塚田:大学受験に失敗して浪人することになったんですが、親に「浪人は許さない、生活費を入れなさい」と言われてしまって。それで、地元にあったハンバーガー店とコーヒーショップのどちらでアルバイトをしようか悩んだ結果、「コーヒーの方がかっこいいかも」と思ったのが最初のきっかけです。実際に働き始めたら、研修で「コーヒーとは?」というところから詳しく教えてくれて、それには今でも感謝していますね。

それで、ラテアートを練習しているうちに、豆の違いに気づくようになったんです。独学には限界があるなと思い、世界チャンピオンのいる新宿の「Paul Bassett」というお店で修行をさせてもらうことにしたんです。鈴木清和師匠から多くのことを学びました。

タカノ:コーヒーに目覚めた瞬間はあるのでしょうか。

塚田:「Paul Bassett」で、鈴木清和さんがノルウェー出張から持ち帰ったコーヒーをカッピング(飲み比べ)した時ですね。一度に何種類ものコーヒーを飲み比べたら、味の違いがはっきりとわかって、「こんなに違うんだ!」と衝撃を受けました。それが、自分の味覚に自信を持つきっかけにもなりましたね。

タカノ:コーヒーって、お湯の温度や淹れる速度など、色々な要素が組み合わさって味が変わってくるんですよね?

塚田:コーヒーは「農園」「焙煎」「抽出」の3つの過程で味が作られるといわれています。品種や生豆の精製方法でまず味のベースが決まり、焙煎によってさらに味が変わり、最後に抽出の仕方で仕上がります。1杯のコーヒーでも色々な所に味が変わる要素があり、それぞれの「ライブ」の賜物だなと感じますね。

Celeina:奥深いですね……。

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