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アートディレクターの中田嘉生は、「ブランド」を世の中に伝えるために世界観を創り上げる

2025.3.3

#ART

ブランディングデザインは、ブランドが提供する価値や世界観を連想することから始まる

タカノ:ブランディングデザインにおいて、最初のステップとしてはどのようなアプローチを取られるのでしょうか?

中田:まずは、ブランドが提供する価値や世界観を連想しながら構想を練ります。例えば「SWAG」の場合、手にとっていただくお客様に爽快感を感じてもらうことが重要でしたので、西海岸のスケーターやサーファーが持つ、ヘルシーで伸びやかなムードを取り入れられたらな、ということから始まりました。僕はスケートボードの経験はありませんし、西海岸にも行ったことはないのですが、そうしたカルチャーが好きなこともあって、ブランドの世界観に取り入れました。

ブランドカラーとしては、西海岸にあるプールの色をイメージした爽やかなカラーを選定し、ロゴデザインも息の流れをイメージした曲線的なデザインにしました。大枠のコンセプトを確立した後、実際の売り場やECサイトなど、ブランドが世の中に接するすべてのタッチポイントを1つずつ丁寧に作り上げていきました。

Celeina:私が感覚的に良いなと感じていた要素には、しっかりとしたデザインの意図があったのですね。

中田:それがきちんと伝わっていたのは嬉しいですね。

タカノ:ウェブサイトを見ると、Tシャツやバケットハットなどのアパレルグッズも展開されているんですね。

Celeina:スケートボードのウィールなども掲載されていますね。

中田:実際に販売しているのはTシャツのみで、ウィールは販売していないのですが、ブランドの世界観を形成するために、こういった要素を取り入れているんです。

タカノ:単なる商品開発ではなく、総合的なカルチャーとしてブランドを確立されているんですね。

Celeina:デザインにはどれくらいの期間をかけて取り組まれたのでしょうか?

中田:「SWAG」はまだ立ち上げから2年のブランドなので、ちょうど2年前からデザインを検討し始めました。

タカノ:皆さんにもぜひウェブサイトをご覧いただきたいですね。

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