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写真学校の課題での出会いがきっかけで、カーニバルの虜に
Celeina:そして、ニューヨークの大学に入学されたんですね。カーニバルとの出会いは、いつ頃だったんですか?
南:ニューヨークの写真学校で、道端で会った人の写真を撮るという課題がありまして。それで全然知らない人に声をかけたら、トリニダード・トバゴの人だったんですね。カリブの国出身のおじさまで、その方との出会いが、カーニバルに繋がりました。
タカノ:その方とはどんなお話をされたんですか?
南:最初は世間話をしていましたが、その方の職場に、たまたまトリニダード・トバゴのカーニバルの記事があったんですよ。私もそのカーニバルの存在を知っていたので、「ここ行ってみたいんですよね」と言ったら、「来年は100周年だから、 絶対に行ったほうがいい」と言われて、そう言われたら私も行きたくなるじゃないですか。
Celeina:フッ軽ですね。
南:チャラチャラですから。
タカノ:それで、トリニダード・トバゴのカーニバルに参加されたんですか?
南:はい。カメラを持って行きました。
Celeina:そこから、お祭りの虜に?
南:そうですね。日本もすごくいい国ですが、規格外の音量の中、皆が踊っている光景を日本では見たことがなかったので、トリニダード・トバゴのカーニバルにはすごく衝撃を受けました。100周年らしいことは何1つ分からなかったんですけど、カーニバル最高だと思いましたね。
タカノ:そこから、世界中のいろいろな国に行かれたんですよね。どんな国へ行かれましたか?
南:カーニバルはカトリック圏の文化なので、どこの国も同じ日にやるから、被っちゃうんですよ。トリニダード・トバゴ以外のカーニバルを見たいと思っても、他のところも同じ日に開催しているので、翌年にはリオのカーニバルへ行きました。他にも、スペインのトマト祭りにも行きましたね。
Celeina:トマトを投げる刺激的なお祭りですよね。他にはございますか?
南:アメリカの野外トイレカーレースとか。説明するのが難しいんですが、仮設のトイレカーを作って、そこに1人が乗って、2人が後ろで押すというレースです。
Celeina:すごい。世界の珍しいカーニバル!
南:なぜそうなったのかはわからないんですが、町おこしの一環で、すごく盛り上がっていますね。