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「TOE LIBRARY」で過ごした時間が心の拠り所になれば
Celeina:「TOE LIBRARY」のコンセプトから、ニシオさんに伺いたいです。
ニシオ:ホテルの名前には、いくつか込めている思いがあるんです。1つ目は日常から離れるホテルという場所だからこそ、ご自身の大切なことを問い見つめ直す時間を過ごして欲しい、「問う」という意味。2つ目は、「toe」が「つま先」を意味する英語ですが、元気に軽やかに、新しい1日への1歩を踏み出して欲しいという願いを込めています。3つ目は、私たちのテーマである「Tales & Original Experience」の頭文字を拾った「TOE」ですね。
タカノ:「Tales & Original Experience」というのはどういう意味なんですか?
ニシオ:「Tales」が長く語り継がれる物語、寓話みたいな意味で、「Original Experience」が直訳すると原体験「原体験」です。忙しい日々を過ごす中で、ちょっと辛いなという日もあると思うんですよ。そういう時にも、「TOE LIBRARY」で過ごした思い出があるから頑張れるなという、滞在する方の心の拠り所になるような時間をお届けできたらということと、様々なゲストを迎えて時を積み重ねていく中で、いろんな物語が生まれて語り継がれていく、思い出の図書館のような場所になったら、という思いで「TOE LIBRARY」と名付けました。
Celeina:いろんな思いが込められているんですね。
タカノ:ライブラリーという言葉も、すごくしっくりくるような場所でした。
Celeina:タカノさんが泊まったお部屋はどんな本が並んでいましたか?
タカノ:いっぱいあったんですが、僕は志賀直哉を読みました。ニシオさんは、志賀直哉がお好きだということで。
Celeina:そこもお互いに共鳴したんですね。
ニシオ:はい。嬉しかったですね。
タカノ:盛り上がりました。ちょっと文学トークとかもさせてもらったりして。あとは、本当にオールジャンルという感じですよね。
ニシオ:そうですね。旅行の雑誌のムックとか、漫画もありますし、アート系の本などもあります。本当にいろんな方々の幅広い興味に寄り添えられたらという思いで、選書もさせていただいています。
タカノ:素晴らしいですよ。
Celeina:今「TOE LIBRARY」のサイトの方を見せていただいているんですが、タカノさんがおっしゃった通り、1部屋ごとにコンセプトを感じます。温かみと、日常では味わえないスタイリッシュさや、上質なものに囲まれているようですね。
タカノ:10泊くらいしたかった(笑)。
ニシオ:ぜひまたいつでもお待ちしております!