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ダブルダッチ世界大会で3連覇。「REG☆STYLE」のYUIは、純粋に楽しむ気持ちを大切にする

2024.11.25

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

10月2日は、「Benefit one MONOLIZ」のディレクター・HALさんからの紹介で、ダブルダッチの世界チャンピオンチーム「REG☆STYLE」のYUIさんが登場。ダブルダッチを始めたきっかけや、世界大会で3連覇を果たした時のエピソードなどについて伺いました。

大好きなストリートカルチャーがきっかけで、ダブルダッチに一目惚れ

Celeina(MC):YUIさんは、ダブルダッチ世界大会3連覇を果たしたプロダブルダッチチーム「REG☆STYLE」の現役プレイヤー。男女問わず幅広いファン層からの支持を得て、国内外で活躍されています。またMCとして音楽フェスやストリートのビッグイベントなど、様々なステージに出演し、ジャンルの壁を超えて活躍の幅を広げています。

タカノ(MC):ダブルダッチは2本の縄を使った競技ですよね。

YUI:そうですね。縄を回しながら、中でダンスやアクロバットをやる競技になっています。

タカノ:少し動画を拝見したんですけれども、すごすぎて何が行われているのかよくわからなかったですね。動きも激しいし格好良くて。でも、スポーツというよりは表現に近いような印象も受けました。

YUI:実はダブルダッチは二面性があって、私たちが得意としているのは、表現力が感じられるような、エンターテイメントの方なんです。もっと競技に振り切った大会も実は行われていて、回数を競ったりとか、技1つ1つに得点がついていたりするものもあります。どちらの側面も持ったのがダブルダッチですね。

タカノ:Wikipediaによりますと、縄を回す2人がターナーで、中で跳ぶ人をジャンパーと呼ぶとのことですが、合っていますか……?

YUI:調べていただいてありがとうございます。その通りです。

タカノ:YUIさんはどっちもされるんですか?

YUI:どっちもやりますね。回し手と跳び手が交互に入れ替わって、パフォーマンスを構成していきます。

Celeina:バトンタッチする部分もパフォーマンスの一部なんですね。

YUI:おっしゃる通りです。

タカノ:回す方も緊張しそうですね。

YUI:そうですね。 1人で回していないので、お互いのフィーリングを合わせるのが大事ですし、中に飛び手がいるので気をつける部分はたくさんあります。でも1番大事なのはやっぱりチームワークですね。

Celeina:ダブルダッチと出会ったのはいつ頃だったんでしょうか?

YUI:私は高校2年生の時にたまたま姉が通う大学の学園祭で見かけて、一目惚れしました。

Celeina:それまでダンスやスポーツはされていましたか?

YUI:中学と高校でバスケットボールをやっていました。でも、バスケという競技そのものよりも、ファッションとかストリートバスケみたいなカルチャーが好きで続けていました。高校からダンスを始めたんですけど、ストリートカルチャーで新しいものは何かないかなと思っていた時に出会ったのがダブルダッチだったんです。私にとっては運命の出会いでしたね。

タカノ:考えてみると、たしかにスポーツ的な要素もあれば、ファッションや音楽みたいなストリートカルチャーとも繋がっていますもんね。

実は日本はダブルダッチ強豪国

Celeina:そこから「REG☆STYLE」に入ったきっかけはなんだったんでしょうか?

YUI:「REG☆STYLE」は2010年に発足したプロチームなんですけど、もともと大好きなチームだったんです。憧れの先輩もいて、ずっと応援していたんですが、2014年に「入らないか」と声をかけてもらいました。今年はプロチームで活動させていただいてちょうど10年になります。

Celeina:10周年ですか! おめでとうございます。

タカノ:世界選手権で3連覇ってすごいですよね。2017年から3連覇したんだとか?

YUI:そうですね。

タカノ:世界大会はどんな雰囲気なんでしょうか?

YUI:世界大会では、各国から代表選手が集まってきてパフォーマンスをやっていくんですけど、本当に国によってかなりスタイルが違いますね。あと、世界大会の前にまず日本予選を勝ち抜かなきゃいけないんですが、これが大変で。

Celeina:日本予選は何組くらい参加するんですか?

YUI:プロアマ問わず200チーム以上が参加します。代表になるためには、その中で10組に入らないといけなくて、そこがまず狭き門ですね。そこからさらに世界の猛者たちと戦うことになるので、かなり段階を踏みます。私は日本予選がめちゃくちゃ緊張しますね。

タカノ:強豪国とかはあったりするんですか?

YUI:実は日本がダブルダッチ大国で、すごくレベルが高いんです。他にも、アメリカとかフランス、ベルギーとか色々な強豪国があるんですけど、日本人は緻密さがありますし、どの国よりも練習しているんじゃないかなと思うくらい技術も高いなと思います。

世界大会で3連覇した時に気付いた、純粋にダブルダッチを楽しむ気持ちの大切さ

Celeina:そんな中、YUIさんは世界大会で3連覇できた理由をどうお考えですか?

YUI:もちろん技術や、構成、オリジナリティなど、いろんな項目で高得点を出していけません。とはいえ審査員も人なので、いかに感動が伝わるかとか、驚きを与えられるかが大事だなと思います。勝たなきゃとか、ミスしちゃいけないとか、そういう気持ちでパフォーマンスをしていると、見ている人に何も伝わらなかったり、すごさだけが伝わったりしてしまうんです。実は、3連覇する大会の2日前ぐらいまでは練習がボロボロだったんですね。

タカノ:そうだったんですか。

Celeina:それは緊張とか疲労の影響でしょうか?

YUI:そうですね。プレッシャーもありましたし、勝たなきゃという気持ちもすごく強くて、本当にもう当日が不安でしょうがなかったんです。でも、大会の直前に一般のお客さんの前でパフォーマンスをする機会があって、その時は目の前の人を楽しませたいという気持ちで、自分たちも純粋にダブルダッチをやることができたんです。大会の直前にこういった機会があったことがいいきっかけになって、勝たなきゃというよりも、ダブルダッチを楽しもう、目の前の人を楽しませたいという思いが誰よりも強かったんじゃないかなと思います。それは、3連覇した時にすごく感じたことですね。

タカノ:大事な話ですね。

Celeina:技術を磨くだけでもなくて、楽しむ気持ちとのバランスが大事ということですね。

YUI:本当にそう思いました。

タカノ:興味がある方は、ぜひYUIさんのSNSをチェックして、「REG☆STYLE」の動画も見ていただきたいです。さあ、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいています。どんな方をご紹介していただけますか?

YUI:日本最高峰のKRUMPアーティスト集団「Twiggz Fam」より、INFINITY TWIGGZさんをご紹介します。彼はD.LEAGUEのプロダンスチーム「FULLCAST RAISERZ」のリーダーでもあって、先日ダブルダッチの大会で審査員も務めてくれたんです。そんなきっかけから、やっぱり熱いな人だなと思って、このタイミングでご紹介できればと思いました。

Celeina:ありがとうございます。明日はINFINITY TWIGGZさんに繋げたいと思います。「FIST BUMP」、今日は「REG☆STYLE」のYUIさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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