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エッセイストの清繭子は、レッテルを剥がして夢を追い続ける

2024.11.16

#BOOK

レッテルを剥がして夢をみつづける

タカノ:このエッセイのポイントとして、レッテルがあると感じているのですが。

Celeina:年齢によって夢をみてはいけない、出産と育児があるといい小説が書けない、逆に出産しないといい小説は書けないといった、様々なレッテルについても語られていますよね。

清:「子どもを産んだ人はいい小説が書けない」というのは、私が実際に言われた言葉なんです。この『夢みるかかとにご飯つぶ』はある意味、1冊丸ごとこのレッテルへの反論になっていると思います。レッテルを貼りたい人は夢をみている人が羨ましいんだと思うんですね。夢をみることは、明日の自分を楽しみに思うことじゃないですか。そうやって楽しそうにしているのが気に入らないんじゃないかなって。

タカノ:俺は清さんと同世代なんで、これは俺のことだって感じたんですよ。でも年齢を問わず、自分が追い求めていることに対して周囲の声を気にしちゃいけない部分もあるなと。

Celeina:そうね。そういう周囲の声をポジティブに乗り越えていく姿がエッセイでは描かれていて、勇気をもらいました。

清:子どもを育てていると、かかとに子どもたちの食べこぼしたご飯つぶが付きがちなんですけど、それでも夢をみたっていいじゃないかと思って『夢みるかかとにご飯つぶ』というタイトルを付けたんです。子どもも夢をみる私も大事にしたいと思って書きました。

Celeina:ぜひ『夢みるかかとにご飯つぶ』チェックしてみてください。さて、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいているのですが、清さんがご紹介してくださるのはどんな方ですか?

清:小説家の小泉綾子さんです。映画学校に通っていた時の同級生で、後々小説を書いているのを知って再会しました。彼女もママで、レッテルを覆す面白人間だと思います。

Celeina:明日も楽しみです。今日はエッセイストの清繭子さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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