INDEX
学生時代に始めた音楽活動が、偶然の出会いによってコンペ優秀賞に繋がった
タカノ:しかも、お仕事と並行して音楽活動もされているとお伺いしました。
葛西:ちょこっとやっています。
タカノ:アーティスト名義は?
葛西:「drowsiness」と言って、英語で眠気という意味です。
タカノ:今、流れているのがdrowsinessの楽曲ですね。
葛西:はい。”Dear Vain”という曲です。
タカノ:ソロでされているんですか?
葛西:地元の八王子の仲間で、Suzuka Keitoくんという幼馴染がいて、彼と始めました。でも彼が医療の道へ進むということで途中で抜けたので、今は僕1人になっています。仕方なく続けていたら、気づくと14年も経っていました。
タカノ:結構長いですね!
葛西:はい。売れない五流芸人と同じような感じです(笑)。
タカノ:そんなことないです。音源カッコいいですよ! ミニマルなエレクトロみたいな感じですね。
葛西:この曲は、エレキギター1本で全部演奏しています。
タカノ:えっ、全部エレキだけなんですか?
葛西:はい。Suzuka Keitoくんと2人でやっていたんですが、この音をやっているのはヨコハタトクヤくんという、Suchmosの1stアルバムなどのレコーディングにも関わっていた方です。その子も八王子の仲間なんです。
タカノ:打ち込みかと思うほど、すごく緻密な感じがします。情報によると、今流れている曲は大学3年生の時に作ったそうですね。
葛西:活動を始めて2年目ぐらいの時に作りました。僕は東京造形大学という美術大学出身なのですが、授業を受けている時に向かいに中山晃子さんが座っていたのです。東京オリンピックの閉会式に携わっていたり、FLOATING POINTSのアートワークをやっている方ですね。たまたま目の前に座っていたので、曲を聴いてもらったら、「めちゃくちゃいいじゃん、曲貸してよ」と言われて、そのまま某航空会社の学生コンペに曲が使われて、優秀賞をとって、そのギャラとしてマイレージ10万ポイントをいただきました。
LiLiCo:すごいご縁だね。
タカノ:ご縁もだし、センスがあってこそですよね。
葛西:そうなのですかね。誰も僕の音楽を聴いている人はいないですよ。
タカノ:皆さん、聴いてください! 番組のXにもリンクを貼らせていただきます。
葛西:僕の学生時代の恥が全国に晒されてしまいますね(笑)。
タカノ:いや、そんなことないですよ。葛西さんのセンスが全国に届くということですよ。
葛西:恐れ多いです。