グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
9月11日は、タップダンサーの安達雄基さんからの紹介で、ダンサーのUNOさんが登場。ダンサーだけでなくクリエイターを目指すきっかけとなったエピソードや、もう1つの活動拠点であるポートランドの魅力について伺いました。
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何かを作り上げるカッコいい大人になりたい
Celeina(MC):今日登場してくれるのは、ダンサーのUNOさんです。
UNO:ダンサーのUNOです。今日、J-WAVEにお邪魔したら、友達が沢山J-WAVE内をウロウロしていまして、ホームな気分で参戦しております。よろしくお願いします。
タカノ(MC):我々もやりやすいです(笑)。ラジオはよく聞かれるんですか?
UNO:はい。子供の頃から、朝からお母さんとラジオチャンネルバトルを繰り広げたりして、ラジオっ子として育ちました。「81.3~♪」と歌えるぐらい、J-WAVEも大好きなので、今日はワクワク、ウキウキ、ドキドキしながらお邪魔させていただいております。
Celeina:ありがとうございます。そんなUNOさんですが、安室奈美恵、SPEED、湘南乃風、7ORDERなど、数多くのアーティストのライブにダンサー、振付師、演出家として携わっています。また、現在は日本とアメリカのポートランドに拠点を持ち、 さまざまな職種のプロジェクトのクリエイティブディレクターなどとして幅広く活動中でございます。
UNO:色んな先輩やお友達など、素晴らしいアーティストさんに囲まれて、すごく素敵な人生を送っております。
Celeina:現在はダンサーとしてはもちろん、振付師、演出家としても活動中ですが、そのきっかけは何があったんでしょうか?
UNO:きっかけは遡ること、20年ぐらい前です。EXILEの”Choo Choo TRAIN”が大ヒットしていた頃に、初期のEXILEの皆さんや、その仲間のお兄ちゃんたちと出会って、それがきっかけで本格的にダンスの道へ入りました。それまでも、なんとなくふんわりダンスはやっていたんですが、そのお兄ちゃんたちに会って、「お前、本気を出してやってみろよ」と背中を押されるまま頑張っていたら、ちょっとダンスが上手になっちゃって。それがダンサー人生をスタートするきっかけです。
その時に、初期のLDHのように、友達やメンバーで会社を作って、マンパワーで色々なことをクリエイトしていく後ろ姿を見て、私も大人になったら表に出るだけではなくて、何かを作ったりできるカッコいい大人になりたいと思ったんです。中学生や高校生ぐらいの頃から、ステージに立つことはもちろんですが、演出家や振付師などのポジションにすごく憧れを抱いていました。
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「変わり者でいようぜ」というスローガンに惹かれ、直感でポートランドへ
タカノ:ダンサー、振付師、演出家、そしてクリエイティブディレクターとしても活動されていますが、UNOさんが仕事をする上で、クリエイティブな面で大事にしているところはどこでしょうか?
UNO:私は、面白いという角度をすごく大事にしています。クリエイターの中にも、カッコいいが得意な方、可愛いが得意な方、綺麗が得意な方がいますが、私は英語で言うと「Twisted」という、ちょっと一捻り効かせることを大事に思っています。それを学んだのはストリートカルチャーからですね。あまり化粧しすぎたものよりも、生身を残した良さを活かしつつ、でも一捻り効かせたら、「あら、こんな面白くなっちゃったじゃない」ということが、私のクリエイティブディレクターとしての持ち味なのかな、とか(笑)。
Celeina:面白いがキーワードになっているんですね。
タカノ:UNOさんは、ポートランドと日本で暮らしていますが、それもクリエイティブ面に影響しますか?
UNO:私は、ポートランドへ行ったことないのに、直感で決めて、拠点を移したんです。
Celeina:えっ! それこそ面白すぎますよね!
UNO:ポートランドは「Keep Portland Weird」、「変わり者でいようぜ」がスローガンなんです。街の中心地に、でかでかとその言葉が書いてあるんですよ。そういう話を聞いたり、ポートランドに行ったことのある友達から「UNOちゃん、多分ポートランドと合うと思うよ」と言われたりしたので、感覚的に「私、多分ポートランドへ行ったほうがいいっぽいな」と思って、活動拠点を移しました。
Celeina:じゃあ、今は1年の中でポートランドにいる時間のほうが長いですか?
UNO:ちょうど今年と来年はロングプロジェクトがあるので、日本に拠点を戻して、たまにポートランドへ帰るというようなライフスタイルを送っているので、行ったり来たりして過ごしています。ポートランドって、田舎町にぽつんとあるアートシティーみたいな感じなんです。新宿みたいな場所はなくて、メインの街のカラーは、三軒茶屋と高円寺と裏原宿を混ぜたような場所で。その周りに、山や川、海があるという感じなので、変わり者がいっぱい潜んでいます。
Celeina:ポートランドへ行ってみたいです。
UNO:ぜひ。東京にいると、ちょっとハッスルして忙しすぎることがあるじゃないですか。スローダウンしようと思っても、駆け足が止まらない生き方になっちゃうんですけど、たまにポートランドへ行って、自分の中で空気を入れ替えることが、すごくバランスがいいのかなということを、ここ数年思いながら行ったり来たりしています。