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コンセプトを決めないことがコンセプトのお店
タカノ:お店の名前は偶然の流れで決まって、コンセプトはどうやって考えたんですか?
北浦:コンセプト決めないことがコンセプトで、何をやってもいいという気持ちを大事にしたいなと。基本的には国内外で私が直接、商品を仕入れているんですけど、アジアの謎のキャラの間抜けなシールとか、ネオンライトとかミラーボールみたいなやつもありますし、あとは神様の絵がくるくる回って光ってお経が流れるものとか(笑)。
Celeina:確かに売っている(笑)。
北浦:アジアの雑貨って考えないで、とりあえず作っちゃったみたいなものがすごく多いので、見ているとどうでもよくなるというか、何でもやってみようという気持ちになれるんですよね。なので、そういう雑貨を置くようにしていますね。
Celeina:「雑貨!未完成」のInstagramを見させていただくと、すごくカラフルでポップな雰囲気を感じるんですけど、昔からカラフルなものがお好きなんですか?

北浦:そういうわけでもなくて、開店当初は自分の好きなものを置いて、周りの人にも好きなものを売っていいよ、みたいな感じにしていました。近所の作家さんの作品を置いていたり、バンドをやっている人がCDを置きに来てくれるので、お店の中でミニライブをしてもらったり。
Celeina:楽しそう!
北浦:こたつを店先に出して、こたつに入りながらライブペイントを見るとか、思いつくままにやっていこうって感じでやっていて。今は数名の作家さんの作品と、私が見つけてきた商品を置く形になっています。
Celeina:地域のコミュニティハブの役割もありますよね。
北浦:そうですね。
タカノ:僕は未完成という言葉が好きで、完成してないって思ったら永遠にワクワクするじゃないですか。サグラダ・ファミリアも未完成ですし。
Celeina:なるほどね。
タカノ:だからワクワクが詰まっているお店なのかな、と思いました。