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マニアックな音楽を発信するためにレーベルを設立
タカノ:國友さんはレコードショップの店員さんもされていたということですけど、自分のお店を持つ感覚は全然違いますか?
國友:全然違いますね。ただ、会社勤めのときも自分の今のスタイルと同じように売り場を作らせてもらっていたので、その売り場をそのまま自分のお店に移したっていう感覚です。今度は会社のサポートがなくなって、自分で全部やるという感じで。
Celeina:先ほど、レーベルもされているというお話もありましたけど、このレーベルの立ち上げにはどんなきっかけがあったんですか?
國友:幡ヶ谷のForestlimitというすごくアンダーグラウンドなクラブで、バナナさんみたいにマニアックな音楽をずっと聴いていた人たちと出会ったんです。そこで僕たちもマニアックな音楽を世界に発信していけるんじゃないかって、勢いで始めた感じですね。
Celeina:音楽に対する愛でレーベルを始めたんですね。
國友:そうですね。インプットしたものを社会に出していくことに意義があるのかなと思って。
タカノ:國友さんにしかできないレーベルですね。
Celeina:國友さんのレーベルで行っている最近のプロジェクトはありますか?
國友:古い音源をレコードにしたり、バナナさんみたいにミュージシャンのカセットを出したりしています。最近はDumb Typeという京都のマルチメディアパフォーマンスコレクティブが1984年と1985年にリリースしたカセットテープをレコードにするというプロジェクトを、クラウドファンディングでやっています。
タカノ:貴重な音源ですよね。
國友:一応CDにカットされて入っているものもあるんですけど、フルアルバムとしてリリースするのは今回が初めてです。
Celeina:「pianola records」のホームページにも載っていますか?
國友:もちろんです。「MotionGallery」というプラットフォームを使わせていただいていまして、そこにいろいろなコンテンツを載せています。
タカノ:貴重な音源をありがとうございます。『GRAND MARQUEE』のSNSでもポストしましょう。
國友:ありがとうございます。
Celeina:さて「FIST BUMP」、グータッチでつなぐ友達の輪ということでお友達を紹介してもらっているんですが、どんな方をご紹介してくれますか?
國友:友人でDJのなべこです。彼もレコード仲間なんですけど、彼は現代邦楽のレコードだけでDJミックスを作るという活動をしている稀有な人です。今2、3人くらいそういう人がいるんですけど、彼が最初に始めたみたいです。
タカノ:現代邦楽というのは、お箏とかそういう感じですか?
國友:そうですね。箏曲とか、日本の古典的な楽器を使ったコンテンポラリーな邦楽です。
タカノ:気になるな。
Celeina:ありがとうございます。明日はなべこさんに繋ぎます。「FIST BUMP」、本日お迎えしたのは、下北沢のレコードショップ「pianola records」の國友洋平さんでした。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann