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パンクを好きになったきっかけはビジュアルから
Celeina:LODIOさんは、どんなきっかけでパンクを好きになったんですか?
LODIO:僕が入院している時に、退院したらどんな洋服を着ようかと思って『宝島』という雑誌を読んでいたんですよ。そこに、パンクや洋服の広告がたくさんあったので、それを見ていいなと思いました。そこに大貫さんも載っていたと思います。だから、パンクは雑誌から知った気がします。ビジュアルから入った感じですね。
タカノ:じゃあ最初は、パンクバンドの曲を聴いたからではなく?
LODIO:そうですね。SEX PISTOLSというワードも強いじゃないですか。そういうところから入っていった気がします。
Celeina:すごく壮大な質問ですが、パンクというのはカルチャーと音、どちらの比重が大きいのでしょうか? お互いが影響しあっているという感じなのでしょうか?
LODIO:そう思います。なかには、アティチュードと言う人もいますし、パンクのビジュアル面の強さに惹かれる人もいます。でも深堀っていくと、それだけじゃないと感じるところがたくさんあるので、簡単には言えないです。すごく長い話になってしまうので。
Celeina:なるほど。入りこんだ者のみが知れる境地があるんですね。
LODIO:でも僕はそれぞれが思うパンクでいいと思っています。「私はパンクのこういうところが好き」と、個々の考え方があるから、詳しくなくてもいいと思うし、答えはないと思います。
タカノ:ちなみに、当時のLODIOさんはどんな髪型をされていたんですか?
LODIO:SEX PISTOLSのジョニー・ロットンの真似をして、自分で髪の毛をすきバサミで切っていました。長かったり短かったりバラバラで、それもよかったです。服は、ヴィヴィアン・ウエストウッドが手掛ける「SEDITIONARIES」のブルーや赤チェックのセットアップを着ていましたね。成人式もそれで行っていましたし、派手でした。
タカノ:いいですね。当時は目立ったんじゃないですか?
LODIO:自分自身ではわからないんですよね。みんな普通にスーツ姿の中で、僕だけブルーや赤のチェックでした。