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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

帽子ブランド「TONBOW」の須川達也は、お店でお客さんと過ごす時間を大切にする

2024.8.27

#FASHION

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

5月15日は、ブランド「TARZANKICK!!!」の森田文明さんからの紹介で、帽子ブランド「TONBOW」の須川達也さんが登場。ブランドを始めたきっかけや、店舗を移転した際のエピソードなどについて伺いました。

2002年に、当時珍しかった帽子専門ブランド「TONBOW」をスタート

Celeina(MC):須川さんは、1970年生まれ。「DEPT STORE」などの古着屋やアパレル販売職に勤務後、2002年に帽子ブランド「TONBOW」をスタートし、渋谷にショップをオープンされました。昨年2023年3月に、浅草蔵前エリアの田原町へ移転し、現在に至ります。

タカノ(MC):TONBOWのInstagramWEBサイトを拝見したんですが、とても好みでした!

須川:ありがとうございます。

Celeina:タカノさんはいつも帽子を被っていらっしゃいますもんね。

タカノ:キャップが特に大好きで、何個も持っています。

須川:今は洋服もやっているので、完全に帽子専門ではなくなってしまったんですが、もともとは帽子だけでやっていました。

タカノ:洋服も帽子もどちらもゲットしに行きたいです。すごく可愛いデザインなので、皆さんもぜひ見ていただきたいなと思います。

Celeina:今、帽子専門だったとのお話がありましたが、なぜ帽子のデザインを始めたんでしょうか?

須川:販売職をずっとやっていたんですけれども、いずれは自分のお店やブランドをやりたいなと思っていました。ただ、自分は専門学校を出ていなくて、経歴があまりなかったんです。なので、ちょっと人とは違うことをしないと、と考えていた時に、そういえば帽子ブランドってあんまりないなと思いついたんです。

Celeina:2002年にブランドをスタートされていますもんね。

須川:考えついたのは1998年くらいだったんです。ドメスティックブランドみたいなものは当時たくさんあったんですけど、帽子に特化したブランドはあまりなくて、これでいいんじゃないかみたいな感じで、割と軽いノリで始めました。ただその時はまだインターネットもあまり発達していなくて、何を参考にしていいのかわからず、帽子工場を探したりして、手探りで始めましたね。

Celeina:20年以上続いているのはすごいですよね。 須川:なんだかんだ気がついたらそれぐらいの年数が経ってしまいました。

RYUSENKEIとのコラボアイテムの制作も

タカノ:デザインは須川さんが全部やられているんですか?

須川:そうですね。基本的には全部僕がやっています。

タカノ:モチーフがすごくかわいくて、主張しすぎず地味すぎないバランスがいいですよね。ユーモアも感じられます。

須川:当初はオールドスクール感が強くて、アッパーなデザインが多かったんですが、時代に合わせながら今の形に落ち着いています。

タカノ:何かデザインのインスピレーションの元になっているものはあるんですか?

須川:若い頃は地元のディスコのDJをやっていまして、その時に好きだったディスコミュージックだったり、ブラックミュージックとかそういった音楽性のものをモチーフにしたりします。あと宇宙とかUFOとか、『ムー』みたいな感じのテイストも好きなので、ちょっと取り入れてみて不思議なデザインにしたりすることもあります。

タカノ:WEBサイトを見ているんですけど、僕の名前が「タカノ」なので、このTキャップが欲しいです。

Celeina:私もこれチェックしたんですけど、ソールドアウトしているんですよ。

タカノ:本当だ!

須川:去年のモデルなんですよ。また今年ちょっと違うものは出す予定です。「TONBOW」の「T」ということでつけています。

タカノ:「TONBOW」の「T」であり、「タカノ」の「T」でもあるという。

須川:あと「東京」の「T」でもあります。

タカノ:プクッとした「T」の文字のデザインも可愛くてグッときました。またブランドの情報を追いかけさせていただきます。

須川:ぜひよろしくお願いします。

Celeina:そして『GRAND MARQUEE』と「TONBOW」といえばなんですが、先日お迎えしたRYUSENKEIとコラボした商品を販売したことがあるんだとか?

須川:ちょっと前の話にはなるんですけども、クニモンド瀧口さんとは、僕が十数年前に販売員だった時からの知り合いなんです。少し前に一十三十一さんとビルボードでライブをやるから帽子を作ってくれないかと言われて、作らせていただきました。

タカノ:何だか接点が見つかったようで嬉しいですね。

Celeina:そういったコラボレーションは積極的にやられているんですか?

須川:最近あまりアーティストさんとはやってはいないんですけれども、昨年末台湾でポップアップをやった時に限定商品を作ったりとか、そういった形でちょこちょこ作っています。気に入ったブランドさんがあれば、ぜひという感じですかね。

Celeina:コラボとか限定とかに弱いんですよ。

タカノ:私も弱いです。すぐに買っちゃいます。『GRAND MARQUEE』もいつかコラボできるように頑張ります。

2023年3月に店舗を田原町に移転して再オープン

Celeina:そして昨年、お店を田原町に移転されたとのことですが、その理由をお伺いしたいです。

須川:ずっと渋谷でやっていたんですけども、そのビルが取り壊しになりまして、どうしても引っ越しをしないといけなくなったんです。もともとは渋谷や新宿あたりで探していたんですが、前々から東京の東側の地域がすごく気になっていまして、たまたま気に入った物件があったので、今の場所に移りました。

タカノ:雰囲気は全然違いますか?

須川:もう渋谷とは真逆の世界観といった雰囲気ですね。

タカノ:やっぱり温かい感じがするんでしょうか。

須川:そうですね。渋谷では来なかったようなお客様がいらっしゃいます。インバウンドのお客さんも多いんですけど、お店の周辺に住んでいるご夫婦やカップルだったりとか、僕より年上の年配の方とか、いろいろなお客さんに来ていただいて面白いですね。今までにはない経験をしている感覚です。

タカノ:最近は店舗を構えずに、ネットショップだけで販売するブランドも多いじゃないですか。店舗を構えていることの良さとか魅力はありますか?

須川:移転の時に、オンラインショップだけにしようかなと思ったこともあったんですけど、やはりお客さんとのコミュニケーションが取れないのは寂しいなと思ったので、店舗を構えました。今は週末だけではあるんですが、直接見に来られるスペースを作ったり、最近は異業種の方にワークショップの場として使ってもらったりもしていて、ちょっとしたミニイベントみたいなこともやっていますね。

タカノ:田原町のお店に行ったら須川さんにお会いできるんですか?

須川:はい、僕は基本的に1人でやっているので、お店にいますよ。

タカノ:ちょっと会いに行きたいです。どれが似合うかとか相談しながらお買い物したいですね。

Celeina:リスナーの皆さんもぜひ田原町の「TONBOW」のお店に足を運んでもらいたいなと思います。さて「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいているのですが、須川さんがご紹介してくださるのはどんな方ですか?

須川:フォトグラファー・ビデオグラファーのShotaroさんです。うちのお店のブランドのイメージムービーを作ってもらったりして、何度か協力していただいています。最近は海外に行っていたりと忙しくて、なかなか会えてはいないんですが。今日チリから帰ってきて、明日出演できるとのことだったので、オファーしてみました。

Celeina:チリ帰りですか! すごいタイミングですね。明日はフォトグラファー・ビデオグラファーのShotaroさんに繋ぎます。今日は帽子ブランド「TONBOW」の須川さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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