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連載漫画の解説にはChatGPTを活用
Celeina:先ほど、ネタ帳があるというお話をされていましたが、先にキャラクターを考えるよりも、アイデアから漫画が生まれることが多いということでしょうか?
北村:そうですね。もともとアイデアを自分で選んで、それについて 1、2日ぐらい、いっぱい考えを巡らせています。そうやって、自分が思いついた中から、1つつまみ上げて、物語として膨らませていきますね。
タカノ:設定から考えていくんですね。
北村:はい、設定が先です。それからキャラクターを肉付けしていきます。
タカノ:連載漫画の最後には、米印付きで「この文章は、ChatGPTが書いています」と説明書きがあります。あれはどういう意味なんですか?
北村:webちくまの担当の方が、ChatGPTをすごく好きなんです。連載漫画で、例えば人工出産だったら、「人工出産とは、こうこういうものである」みたいな解説を小さくつけてくれているんですが、その半分ぐらいを毎回ChatGPTに書かせて、自身で添削されて掲載しています。それをChatGPTが出てきてすぐの頃からずっとやっていて、連載のテイストにも合っているなと思っています。
タカノ:実際に創作にもそういうテクノロジーががっつり絡んでいることが、すごく面白いですね。
北村:はい。かなり自由にやらせていただいています。