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DJも店舗選びも直感を大切に
Celeina:大岡山という場所を選ばれたことには何か理由があるんですか?
濱崎:近所だったからですね。今「LOWW」がある通りにかっこいいお店が何軒かあって、大岡山に引っ越してから半年ぐらいずっと気になっていたんです。僕の友達がやっている「装身具LCF」というジュエリー屋さんとかもあって。それである日、その通りを歩いていたら、空いているっぽい物件を見つけたんです。「空いています」など貼り紙があったわけではなかったんですが、その隣が不動産屋さんだったので、そこで「空いていますか?」と聞いて借りました。
Celeina:すごい。濱崎さんは、直感で動けるタイプなのでしょうか?
濱崎:ほぼ直感ですね。
Celeina:じゃあDJをする時は、事前にかける音楽を決めずに、フィーリングや直感で選ぶのでしょうか?
濱崎:そうです。結局その日にどういう方が何人ぐらい来るかなど、その場に行かないとわからないので、直感で選んでいますね。
タカノ:ギャラリー「LOWW」がオープンして1年少し経ったとのことですが、1年間やってみていかがですか?
濱崎:おじいちゃんやおばあちゃんといった地元の方が来てくれて、「昔は銀座の画廊に行っていたけど、最近は腰が悪くなってあんまり行けないから、近くにギャラリーができてくれて嬉しい」みたいに言ってくださることが、とても嬉しいです。ハードコアなことだけをやるのもいいですが、街と共存するのも重要かなと思っています。
タカノ:僕はあまり大岡山に馴染みがないのですが、街の雰囲気はどういう感じですか?
濱崎:東京工業大学という大きな大学があるので、若い方は多いです。ただ、「LOWW」がある通りは、メインの商店街じゃなくて裏の通りになるので、わりとひっそりしていますね。その代わり、ユニークなお店があるような場所です。
Celeina:「LOWW」を目当てに、初めて大岡山へいらっしゃる方もいるでしょうね。
濱崎:はい。色んなところからいらしてくれます。海外の作家さんが来日した際に、うちへ遊びに来てくださることもあるので、その時は向かいにあるお蕎麦屋さんへ連れて行ったりもします。