グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
3月27日は、千駄木にあるインテリア関連のリサイクルショップ、「FUNagain」の高島大輔さんが登場。お店をオープンした経緯や店名の由来、取り扱っているアイテムのこだわりについてお伺いしました。
INDEX
「もう1回楽しむ」。店名「FUNagain」に込められた思い
Celeina(MC):まずは高島大輔さんのプロフィールを紹介させていただきます。1978年新潟県生まれ。「BEAMS」や「ESTNATION」でVMDやMDを務めた後、2022年に千駄木にリサイクルショップ「FUNagain」をオープンされました。その他にも、ホテルや個人店のスタイリングも行なっていらっしゃいます。もともとは、アパレル関係のお仕事をされていたんですね。
高島:はい。大学を卒業してから、アパレル関係で仕事をすることが長かったです。
Celeina:そこからリサイクルショップをオープンした経緯を教えてください。
高島:アパレルで長く働いていたため、中間管理職の仕事が多くなり、心の底から仕事を楽しめないと感じるようになりました。そんな中で、もう1度自分がやっていて楽しいと思える仕事をやりたいと思ったことがきっかけです。あとは、同じジャンルにいると、どうしてもマンネリ化してくるので、新しい環境に飛び込みたかったという思いもあります。
津田(MC):「FUNagain」という店名の由来は何ですか?
高島:リサイクルショップということで「もう1回使って楽しもう」という意味や、 自分自身が「もう1回楽しむ」という意味も込めています。色んな意味で使える言葉がいいと思い、この店名にしました。
Celeina:お店は千駄木にありますが、その場所にしたのはなぜですか?
高島:文京区に住んでいるので、知見があったということもあります。あとは、谷根千と呼ばれる少し古い街並みを残したエリアなので、歴史があるところやインテリジェンスを感じるところに惹かれてそこにしました。
Celeina:それは、お店のコンセプトにも繋がってきますか?
高島:はい。古き良き物を今の視点で見直して、素敵だと思える感覚を持ちたいなと考えています。
INDEX
「遊び心」にこだわってセレクトされたアイテムが並ぶリサイクルショップ
Celeina:「FUNagain」の店内のお写真を見ると、一般的なリサイクルショップというイメージとは違った、超ハイセンスなビンテージショップの雰囲気を感じます。
津田:たしかにリサイクルショップって、いろんなアイテムが雑多に置いてあるイメージがあります。「FUNagain」の店内を見ると、統一された世界観を感じます。


高島:ありがとうございます。僕も、リサイクルショップの雑多な雰囲気はすごく好きです。扱っている商品自体は、ロードサイドのリサイクルショップにあるものと近しい商品が多いです。でも、雑多な中からアイテムを探すのは大変なので、キュレーションされてあるお店があったらいいなと思いました。
Celeina:高島さんのフィルターを通してセレクトしているけど、リサイクルショップのわくわく感があるという。
高島:そこは残したいと思っています。あと、リサイクルショップと謳ったほうが少しハードル下がりますよね。
津田:一般的なリサイクルショップとの、イメージのギャップや面白さがありますよね。
Celeina:Instagramで「FUNagain」の商品をチェックしましたが、シックさやモダンさ、ノスタルジーを感じました。セレクトでのこだわりはありますか?
高島:遊び心があるというところに重きを置いています。社会が熟成していくと、無駄なものがそぎ落とされて、どうしても効率化のほうに向いていくと思います。昔の商品って勢いや無駄な要素がたくさんあって、それが遊び心に繋がっているのかなと。
津田:たしかに、普通のリサイクルショップには並んでいないようなものがたくさん並んでいるので、ぜひInstagramをチェックしてほしいですね。
INDEX
毎週半分以上が入れ替わる一期一会のアイテム
Celeina:商品の仕入れは日本でされているんですか?
高島:はい。各都市にリサイクル業者向けの市場があってそこで行なっています。魚市場の競りみたいに、金額を叫んで購入するんですよ。
Celeina:オークション方式なんですね。
高島:そうですね。東京、横浜、栃木にある市場を平日に回っています。
Celeina:ご自身で、足を運ばれて仕入れているんですね。
高島:はい。すべて自分で探しています。
津田:その市場が平日に開かれているから、「FUNagain」の営業は土日のみなんですか? 平日に仕入れてきて、土曜日にお店でお披露目するみたいな。
高島:そうですね。
Celeina:商品の入れ替えは早いですか?
高島:お店にある半分以上の商品が、毎週変わっているイメージがあります。
津田:じゃあ商品を見て、「これいいな。でもちょっと悩もう」と思って次の週に行ったら、ない可能性があるんですね。
Celeina:一期一会ですね。では、ここで1曲お届けしましょう。高島さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでいただきました。選曲理由を教えてください。
高島:ノスタルジーを感じるメロディーラインがすごく好きなブラジル出身の6人組バンドです。特にこの曲は、背中を押してもらえるような曲なので、選びました。Moonsで“Sweet and Sour”。