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前に進むしかないと思って始めた「レンタル図々しいデブ」という活動
Celeina:レンタル図々しいデブってどういうことをされるんですか?
たべお:「レンタルなんもしない人」とか「プロ奢られヤー」として活動している人たちをX(旧:Twitter)上で見ていて、俺でもできそうだな、時間だけは無限にあるしと思って始めた活動です。驕り高ぶって元々フォロワーもいるし、どうにかなるだろうという気持ちで始めました。
Celeina:信じる気持ちがすごいですね(笑)。
たべお: 自分には何もなかったので、前に進むしかないなと思っていました。元々X(旧:Twitter)で「一緒にご飯食べたい」とか「たくさん食べるの羨ましいです」みたいなお声をいただいていたので、そういうことを活動としてやったら、もしかしたらいけるんじゃないかなと思ったんです。3日に1回、ご飯を食べられたらラッキーだなと思って始めたのがきっかけですかね。
Celeina:つまりフォロワーさんの素直な声を受け止めて始めた活動ということですよね。
タカノ:ご飯を奢ってもらうみたいなことですよね?
たべお:そうですね。「僕と一緒にご飯食べたい人はいないですか」と募っていました。例えば、色々な種類の料理を食べたいけれど、沢山は食べられなくて、残すのは嫌なので代わりに食べてほしい、みたいな依頼はよくありました。
タカノ:SDGsですよね。フードロスの削減になるというか。
Celeina:でも何か召し上がれないものとかはあるんですか?
たべお:ほとんどないですね。
Celeina:本当にプロフェッショナルにやられているという感じですね。
たべお:ただ海藻サラダだけ食べられないんですよ。なんか苦手なんですよね。あと桜でんぶも食べられません。
タカノ:ちなみに何年間で何件ぐらいの依頼があったんですか?
たべお:ちゃんとは覚えていないんですが、1日1回は誰かと会っていましたね。だから件数で言ったら100は超えているかなと思います。
Celeina:食べるだけじゃなくて人とコミュニケーションを取ることになると思うんですが、そういった点で難しいなと思ったことはありましたか?
たべお:やっぱりご飯を食べている最中なので、悩みとかを打ち明けられるんですね。それに対してどう対処すればいいんだろう、というのは、最初の頃はすごく悩んだりもしました。ただ、プロ奢られヤーとかレンタルなんもしない人のご活動を何となく見ていると、そこまで干渉しなくていいのかな、というのが見えてきたので、僕も基本悩みを言われたらただ笑って過ごすようにしていました。「大変だね」みたいな。
Celeina:たべおさんなりの返答ですよね。
タカノ:聞くということが大事ですよね。