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「MANNERS KNOWS」の代表・MARCOは、ライダーの経験をクリエイティブに活かす

2024.5.31

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

1月16日は、クリエイティブレーベル「MANNERS KNOWS」の代表MARCOさんが登場。トリックライダーとして海外の大会にも出場されていたMARCOさんが語るピストバイクの魅力や、ご自身のクリエイティブレーベルの活動などについて伺いました。

ピストバイクは、何ができるかを考える想像力が大事

Celeina(MC):昨日のゲストの小林さんが、MARCOさんのことをチャリ会の後輩とおっしゃっていましたが、MARCOさんはいつ頃自転車と出会って、歴はどのくらいになるんですか?

MARCO:大学生の時に先輩が乗ってきた自転車に乗らせてもらってからです。その頃から乗り始めて、今35歳になるので歴は相当長くなります。

Celeina:MARCOさんは、ピストバイクのトリックライダーとして、海外の大会にも出場されていたそうですね。

タカノ(MC):ピストバイクのトリックというのは、どういうものですか?

MARCO:もともとは競輪の自転車なので、飛んだり跳ねたりというよりも、その場で立ってバランスをとったり、バックサークルという技で後ろ向きにペダルを踏んで何回転できるかを競うとか、ウイリーなどのトリックから始まりました。それが徐々に激化していって、MTBやBMXの大きい版みたいな感じでトリックしているライダーも増えていきました。ピストバイクは直結のギアなので軸となる足が止まると、後ろのタイヤも止まるんです。それでパワースライドみたいな感じで滑らせてブレーキする、スキッドというトリックもあります。サーフィンやスノーボードのカービングみたいな感覚で街中を流して走るのがカッコよくて一番の魅力ですかね。

Celeina:パワーも必要だけど、バランス感覚も大事ですよね。

MARCO:そうですね。あとは、ギアが固定されていて空回りしないので、リズム感も大事だと思います。

タカノ:MARCOさんが活動を始めた当時は、まだシーンも出来始めだったんですよね。どんな雰囲気だったんですか?

MARCO:最初は、サンフランシスコのカルチャーの影響が強くて、MASHというクルーが衝撃的なビデオを出したんですよ。サンフランシスコの激坂をノーブレーキでスキッドしながら駆け下りていくという内容が、本当にカッコよかったんです。そこから、裏原宿の先輩たちやファッションのディレクターの方々が乗り出して、ファッションにも繋がって流行った感じです。

タカノ:ストリートカルチャーとしてね。世界的に見ると、日本のピストシーンはどうなんですか?

MARCO:始まった頃は世界的にレベルが超高くて、Xスポーツと呼ばれるものの中では珍しく、世界のトップレベルが日本でした。日本で活躍している人たちは海外に出て行って、僕も韓国、台湾、インドネシアなどアジアをはじめ、色々な国へ呼んでいただきました。そこでデモンストレーションをしたんですが、すごくちやほやされて、本当にすごい経験をしました。

Celeina:日本のピストシーンのレベルが高かった理由はなんでしょうか?

MARCO:今で言うスケートボードやBMXのように決まった技を一から身体能力でやるよりも、ピストバイクは想像力が大事というか、この自転車で何ができるかを考えるところからの始まりでした。だから、やっぱり日本人は考えてオリジナリティーを出すことが向いていたのかもしれないですね。あと、コツコツできることが日本人の特徴なのかなとも。

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