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上手くいかないことはクリエイティブに昇華させる
Celeina:ナインティーズカルチャーの影響みたいなものもあるんですか?
Man:完全にあります。世代というのもあるんですけど、思いっきり1990年代のR&Bとかヒップホップに影響を受けているんです。あの時代のヒップホップの人は男らしい感じの人が多かったので。
タカノ:文字が入っているデザインも多いですが、制作するときに文字とイラストはどちらから作るんですか?
Man:文字からですね。普段は聴き流せる音楽が、エモーショナルになっている時や、センチメンタルだったりする時に、文字が耳に入ってくる感じがするんです。それで、この言葉使えるなと思いながらメモして、後々絵と組み合わせたりとかする感じですね。
タカノ:コピーライティングも同時にやっているような感覚ですかね。
Man:いや、恐れ入ります。そうでいいんですかね。
タカノ:素敵な言葉がたくさん並んでいてね。
Celeina:Instagramを見ると、日本語の詩が書かれた作品もありますよね。「泣いてばかりいる子猫ちゃん わかってしまった」。
タカノ:すごく素敵です。
Man:嬉しい、ありがとうございます。
Celeina:エモい。これはどんな時期に作られた作品なんですか?
Man:恋愛で上手くいってなかった時ですね。上手くいってない時のほうが過敏になっているというか。
Celeina:分かる。私もそういう時期になったら失恋の曲ばかり書いちゃうもん。
Man:変なこと言うと、むしろそういうのが始まった時って、来るぞ来るぞみたいな感じがするんです。
Celeina:ちょっと待って、これはアーティスト病ですよ。
タカノ:我々も音楽をやっていて、印象としてCeleinaさんは失恋の曲が多めなんですけど、でも僕も分かるんですよ。嫌なことがあると、それをなんとかクリエイティブに昇華させてやろうみたいな気持ちが働くときもあったりします。
Man:分かります。相手の方に伝えたくて描いている部分もありますね。
タカノ:悔しいとかそういう気持ちも混ぜ込んでね。
Celeina:でも我々にとってはアートとか音楽がはけ口になってくれるから、ある意味ありがたいですよね。自分にとっていい浄化のプロセスというか。
Man:そこに落とし込めない人たちは、どういう風に発散しているんだろうというのは、たまに考えることがあります。なので、上手くいかないときの方が正直描けますよね。
タカノ:でも今はお幸せだと聞きました。
Man:はい。私事で大変恐縮なんですが、昨年世田谷区のパートナーシップ制度で結婚させていただきました。
Celeina:ご結婚おめでとうございます。
Man:ありがとうございます。
タカノ:幸せになったらまたインスピレーションが変わってきたりとか。
Celeina:クリエイティブにも影響したりしますか?
Man:そうですね。今までの手法だともう通用しない部分が出てくると思うので、新しいポジティブな部分をもっと見ていきながら描いていけたらいいなというのは最近思っておりますね。
Celeina:いいですね、楽しみです。
タカノ:これからの作品も楽しみです。ではここで1曲いきたいんですけれども、Manちゃんこと、Man Doope Suzukiさんにこの時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。どんな曲でしょうか?
Man:この曲はずっと好きなんです。本当にずっと光り輝くような美しくてチルい曲なんですけど、この夕方の時間に皆さんも疲れていると思うのでぜひ聴いてみてください。パトリース・ラッシェンで”Remind Me”です。