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『STYLE BAND TOKYO』の繋がりからTempalayへ
タカノ:現在はスペースシャワーでアーティストのマネージメントも担当されているんですよね?
菅:MONO NO AWAREとTempalay、昨日も番組で曲を流していただいた「小原綾斗とフランチャイズオーナー」、あとは「えんぷてい」というアーティストのマネジメントや制作を担当していて、今はイベントよりもこっちが本業になっています。
Celeina:2007年から始めたライブイベントから繋がっていますよね。
菅:そうですね。その場所で知り合ったディレクターや映像作家と今も一緒に仕事をしているし、裏方として活躍している人も多いので、出会いは大きいです。
タカノ:P-VINEでも新人発掘をされていたんですよね?
菅:そうですね。イベントよりも制作など音楽の根本的なところに関わりたい気持ちがあったので、2015年頃からP-VINEというレーベルで新人発掘やA&Rの仕事をやらせていただいて。その当時ライブハウスに通いまくっていたときにTempalayに出会いました。
タカノ:Tempalayと初めて出会ったときはどうでした?
菅:初対面のときは新宿MARZでお客さんが10人ぐらいしかいなかったんですけど、ステージの雰囲気が明らかに他と違うなと感じたんです。それで、終わった後すぐに話しかけに行ったんですけど、メンバーはベロベロに酔っ払っていて(笑)。ちょっと今日は帰ろうかなと思ったときに、たまたまボーカルの小原綾斗と会って名刺を渡したら、「ちょっと相談したいから寿司行こうや」って言われたんです。
Celeina:それがファーストコンタクトですか?
菅:ファーストコンタクトです(笑)。「奢るから寿司に行こう」と言われて、でもお金を持ってるようには見えなかったので、何度か断ったんですけど。
Celeina:断ったんですね(笑)。
菅:でも寿司に行って、そこから話がはずんで、リリースすることになりました。
Celeina:お寿司ってキーワードなの?(笑)
タカノ:それがTempalayのリリースに繋がっているわけですからね。面白い。まだまだお話を聞きたいのですが、1曲挟みましょうか。菅さんにこの時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいましたが、どんな曲でしょうか?
菅:Blurの“Beetlebum”です。
タカノ:来たー! 選曲理由は?
菅:僕が一番最初にくらった曲というか、音楽にのめり込んだきっかけになった曲なんです。(Blurが20年ぶりに出演した)『SUMMER SONIC 2023』にももちろん行って。音楽の原体験というか、少年に戻ったようでした。
タカノ:1曲聴いて、そのお話をしましょう。
菅:はい。
タカノ:『サマソニ』最高でしたよね。
菅:最高でしたね。5回ぐらい泣きそうになりました。
タカノ:わかるー! 菅さんはどの辺で見ていたんですか?
菅:僕はPAブースの目の前ぐらいまで、一緒に来ていた友達を捨てて1人で突っ込みました。
Celeina:愛が溢れてますね。
タカノ:グレアム・コクソン、良かったですよね。
菅:いやー、カッコよかったですね。泣きそうというか、泣いてました。
タカノ:僕も“Beetlebum”のイントロをグレアムが弾き出した瞬間に「うわー!」ってなりましたから。選曲してくださってありがとうございます。
菅:いやいや、Blurへ「日本に来てくれてありがとう」っていう感じですね。