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『ダンダダン』第2期に期待が高まる理由とは。原作、映像、主題歌からその魅力を解説

2025.6.23

#MOVIE

挫折と出会い、そして『ダンダダン』が生まれるまで

なぜ『ダンダダン』はこれほど人を惹きつけるのか? その秘密の一端は、作者・龍幸伸のキャリアにある。

彼は実は大人になるまで漫画家を目指していなかったという驚きの経歴の持ち主だ。就職できずにコンビニでバイトしてるときに、レシートの裏に落書きしていたら「お前、絵上手いじゃん、漫画家になれば?」と言われたことが漫画家への道を歩むきっかけになったという。

バラエティに富んだキャラクターが無数に登場するのも『ダンダダン』の魅力の一つ。

2010年に『正義の禄号』でデビュー。2013年には『FIRE BALL!』を発表するが、どちらも短命に終わる。真面目で考えすぎる性格だった龍だが、『地獄楽』の賀来ゆうじや『チェンソーマン』の藤本タツキのアシスタント経験を通じて、「自分が面白いと思うものを楽しんで描く」という2人のスタンスに大きな刺激を受け、才能が磨かれていった。

恋愛漫画を描こうと思った際には、『天使なんかじゃない』など100冊もの恋愛漫画を読み込んでから読切を描いたというエピソードも印象的で、これが現在のラブコメ要素に活きている。

2019年にはスランプに陥り、漫画が描けなくなる。しかし、ネタ帳を見返し「映画『貞子vs伽椰子』が面白い」と書いてあるのを見つけ、ホラー界のスターによる夢の共演という発想の面白さ、そして台詞として登場する「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!」がインスピレーションとなり、怪異の力でオカルトと戦う『ダンダダン』の原型が生まれた。

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