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ベンソン・ブーン『American Heart』レビュー 強靭な肉体から生まれる歌の「バネ」

2025.7.16

#MUSIC

わずか17日間で書き下ろされた全10曲

アルバムのオープニングを飾る”Sorry I’m Here For Someone Else”は、1980年代を思わせる疾走感溢れるシンセポップ。続く“Mr Electric Blue”も、痛快なシンセに乗せて列車が走っているかのような、ELOことElectric Light Orchestraを彷彿とさせるナンバーだ。さらにメロウなループ感が心地よい“Man In Me”や、オリビア・ニュートン・ジョンの1981年の大ヒット曲“Physical”のサビメロを引用した“Mystical Magical”などなど、キャッチーでアップリフティングなナンバーが並んでいる。曲作りは、以前から関わるジャック・ラフランツ(ジョー・ジョナス、イライジャ・ウッズの楽曲も手がけるソングライター)と共にわずか17日間で集中的に行われ、プロデュースはジェイソン・エヴィガン(Maroon 5、デュア・リパなどをプロデュース)とエヴァン・ブレア(ダヴ・キャメロン、ネッサ・バレットなどをプロデュース)の2人が主に担当した。曲毎にプロデューサーが異なっていた前作ほど、多くのスタッフが関わっておらず、それが逆に全体像を見ながら多彩なサウンドをクリエイトできる結果に繋がったのではないかと思う。

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