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犯人探しの物語から、善良な夫婦vs裏社会の物語へと「リブート」した終盤

合六と弥一は、国をリブートするために、100億円を使うと言っていた。しかし、合六が弥一に献金した100億円は裏社会に流通していた金だ。合六自身が身を切っているわけではない。そして、その100億円の背景では、早瀬家の人々が犠牲になっている。一般人が妻を殺した犯人を探す物語として始まった本作は、善良な夫婦vs権力に固執する裏社会の人間たちの物語としてリブートしたのだ。
第9話では、早瀬と夏海が味方だと信じていた監察官の真北正親(伊藤英明)が、警察内部に潜む合六のスパイであることが明らかになった。そして、夏海は合六の仲間に捕えられてしまう。同じ頃、早瀬は合六直属の部下でありながら、自分の仲間を殺した合六に恨みを持つ冬橋(永瀬廉)を説得することに成功するも、そこに合六の裏組織の幹部・菊池(塚地武雅)が表れ、再び拘束される。頼りにしていた味方には裏切られ、助かったと思いきや再び敵が現れる。最終話を前に、早瀬夫婦はこれ以上ないほどの絶体絶命に陥ってしまった。
裏社会を生きる人間の思惑に巻き込まれ、国の立て直しの犠牲になろうとしている夫婦は、愛する息子・拓海(矢崎滉)と母・良子(原田美枝子)の元に帰れるのか。振り回され、追い詰められ続けた早瀬と夏海が、合六にどのような術で立ち向かうのかが、最終回で最も大きな見どころになりそうだ。欲のためなら他人が犠牲になることを厭わない悪役たちが一掃される、清々しいラストになることを願いたい。
日曜劇場『リブート』

TBSにて毎週日曜よる9時から放送中
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/REBOOT_tbs/