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俳優・杉咲花の魅力。『冬のなんかさ、春のなんかね』の好演から過去作まで振り返る

2026.3.31

#MOVIE

『冬のなんかさ、春のなんかね』で演じる役柄への違和感の正体

2026年6月にPrime Videoで配信されるドラマ『クロエマ』にて多部未華子とのダブル主演が発表されたばかりの杉咲花。現在は、日本テレビのドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』にヒロインの土田文菜役で出演している。

監督 / 脚本:今泉力哉、主演:杉咲花

正直、1話を見たときには居心地が悪かった。なぜなら深夜のコインランドリーで、イヤホンで聴いていたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの音漏れをきっかけに、出会ったばかりの佐伯ゆきお(成田凌)の家にまで押しかけるという危なっかしい役を演じていたからだ。物語が進んだ今でこそ、文菜がなぜそうしたのかが理解できるが、1話で突然やられると、見ていられなかった。

たぶん危なっかしく見えたのは、杉咲花という俳優に対して我々が抱いていたイメージのせいもあっただろう。テレビCMでは、団欒の中にいる明るい娘の役割を演じ、朝ドラ『とと姉ちゃん』(2016年)ではヒロインの妹、大人気作品『花より男子』の続編である『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(2018年)でもヒロインを好演。朝ドラ『おちょやん』(2020年)でもヒロインを演じた。どれも明るく大衆性のある役柄だ。それとは真逆のイメージが、文菜という役にはある。

杉咲花(すぎさき はな)
1997年10月2日生まれ、東京都出身。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞・新人俳優賞など多くの映画賞を受賞。主な出演作に、ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』、連続テレビ小説『おちょやん』、映画『十二人の死にたい子どもたち』『52ヘルツのクジラたち』などがある。映画『朽ちないサクラ』が2024年、『片思い世界』が2025年に公開。

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