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【9月】傑作浮世絵と、襖絵のドラマに注目
秋が深まる前に、特別展『東京都美術館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画』(会期:2026年7月25日〜10月18日)へ足を運んでおくのも忘れずに。

同展は泣く子も黙る文化の殿堂 / 大英博物館から選りすぐりの日本美術が来日する、都美100周年にふさわしい豪華な展覧会だ。40000点におよぶ大英コレクションの中から、今回は江戸時代の屏風、掛軸、絵巻のほか、歌麿、写楽、北斎、広重など8人のレジェンド浮世絵師による版画がやってくるという。

とりわけ注目したいのは、海を越えてバラバラになっていた襖絵の姉妹作品が、およそ150年ぶりに再会を果たすというポイントだ。大英博物館所蔵の『秋冬花鳥図襖』と、その裏面にあたるシアトル美術館の『琴棋書画仙人図襖』、そして青森県中泊町の宮越家が持つ『春景花鳥図襖』、および裏面の『名所風俗図(清見寺・三保松原)襖』の4作品である。これらがどうやら姉妹関係(一連のシリーズ作品)だぞ、と美術ニュースになったのが2024年秋のことで、それ以来TV特番が組まれたりしていたものの、実物が一堂に会するのはこれが初めて。日本 / イギリス / アメリカの国境を越えたランデブーは次いつ実現できるか分からないし、なんとしても観ておきたいところだ。