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2026年度は都立館を巡りたい。マリメッコ展やエリック・カール、『TOKYO ATLAS』も

2026.2.10

#ART

【8月】「セルフケア」としてのアートに触れる

そして暑さに心身ともにバテた頃、盛夏に訪れるなら、東京都渋谷公園通りギャラリーにて開催の企画展『心の声をきく わたしを生きる術(すべ)』だ(会期:2026年6月27日〜8月30日)。同ギャラリーは2020年にオープンした現代アートギャラリーで、特にアールブリュット(※)の紹介に力を入れている。

※直訳すると「ナマの芸術」。専門的な美術教育を受けていなかったり、障がいを持っていたり、多様な背景を持つ作家によるアートの総称。独自の発想や表現方法が注目される。

企画展『心の声をきく わたしを生きる術(すべ)』では「心の声をきく」ことに焦点を当て、自分の心地よさを通して自身と向き合い、作品を制作するアーティストたちが紹介される。

【参考画像】志村信裕『Dress』2012/2015年 / Photo:Ken Kato

例として挙げられていた稲田萌子のドローイングは、ゆったりとした色鉛筆の線で、大きく柔らかい円が描かれていた。色鉛筆の擦れる音や感触、同じ動作の繰り返しを作家が偏愛しており、その制作自体が作家にとってのヒーリング行為になっている……そんな印象を受ける、魅力的な作品だった。セルフケアとしてのアートと向き合うことは、もしかすると鑑賞者にとっても自分を癒す体験になるかもしれない。まだ半年先だが、手帳にメモして密かに期待し続けたい展覧会である。

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