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男性同士の「ケア」にグッときた

3人は仕事上の関係ではないからこそ、会社や家庭では飲み込んでしまう本音がついこぼれてしまうわけだが、そうした本音や弱音を打ち明けることが、彼ら同士の「ケア」につながっている。家業を継いだキンポーがあらためて自分の夢に向き合う第4話は、そのことを象徴していた。かつて漫画家を志していたキンポーは、大人になったいま、もう一度漫画を描いてみることに。しかし、チェンのようなクリエイティブに対する衝動が自分にはないことに、あらためて気づくのだ。
すこし寂しげに笑うキンポーの肩を、ユンがガシッと抱く。第4話のハイライトはその後のキンポーの気づきの方にあるのだが、彼の寂しさごと受け止めるようなユンの行動にグッときた。もしかしたら、あのハグこそが、この世代の男性がずっと必要としていたケアのかたちなのかもしれない。