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ドラマ『ラムネモンキー』レビュー 反町らトリプル主演の「中二病おじさん」ミステリー

2026.2.18

#MOVIE

©フジテレビ
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おたく少年だったおじさんたちの「中二病」ドラマ

おじさんになっても中二病全開のユン、チェン、キンポー©フジテレビ
おじさんになっても中二病全開のユン、チェン、キンポー©フジテレビ

「中二病全開だったころの自分を、恥ずかしく葬り去りたいとずっと思っていたけれど、いつしか眩しく取り戻したいと思うようになっていました」と語っていたのは、脚本を手がける古沢良太。フジテレビの人気ドラマ『リーガルハイ』『デート~恋とはどんなものかしら~』『コンフィデンスマンJP』から、2023年の大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)まで、テンポの良い会話劇で視聴者を魅了してきたコメディの名手である。

そう! 本作を一言で表すなら、まさに「かつて、おたく少年だったおじさんたちの中二病ドラマ」なのだ。すっかり冷え切った彼らの心を揺さぶるキーワードは「中二病」。誇張された自尊心と肥大した自意識の暴走によって発症する思春期特有の、あの病だ。

中学二年生の頃のユン、チェン、キンポーと臨時採用の美術教員・マチルダ(木竜麻生)©フジテレビ
中学二年生の頃のユン、チェン、キンポーと臨時採用の美術教員・マチルダ(木竜麻生)©フジテレビ

たしかに彼らの中学時代の思い出、とりわけマチルダにまつわる記憶は、中二病としか言いようがない。マチルダは宇宙船に吸い込まれ、イスカンダル近くのM78星雲へ帰っていった。学校のマドンナ的存在だったミンメイ(泉有乃)と沼のほとりで決闘していた。さらには、秘密結社の会合に参加していた……などなど、調査に付き合っている喫茶店店員・西野白馬(福本莉子)からは「過去の妄想や空想が記憶と混濁して現実と区別がついていない」「現実体験が元になっているから厄介」と呆れられる始末。だが、何者かになりたくて空想に浸っていたあの頃も、失踪事件をきっかけに情熱を取り戻しつつあるいまも、中二病全開モードの彼らのまなざしは、妙にいきいきしている。

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