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中国生まれ日本育ちのSSW・Gen Kakonインタビュー 音楽を武器に「架け橋」を目指す理由

2026.1.23

Gen Kakon

#PR #MUSIC

たくさんのものが、鮮やかに混ざり合っている音楽である。率直な決意も、やりきれなかった記憶も。幸福な夜も、悲しみの夜も。部屋の窓を開けて見る外の景色も、自分の心を覗き込んで見る内側の景色も。いろんなものが混ざり合って、美しくて、エモーショナルな音楽に結晶化している。この音楽を生み出しているのは、Gen Kakon。28歳のシンガーソングライターだ。

Genは中国で生まれ、14歳から日本で暮らし始めた。そうした彼の人生的なバックグラウンドは、彼の生み出す音楽に色濃く反映されている。2025年には、“愛と哀の共同体”、“Boy, Don’t Cry”、“Why am I doing (what I’m doing)”という3曲の配信シングルを「インディーズ3部作」としてリリースした。詳しくはインタビューを読んでもらえればわかるが、どの曲もとてもリアルな、彼の個人的な記憶がパッケージングされている楽曲たちだ。

しかし、だからといって彼の音楽は「内省的なシンガーソングライター」というステレオタイプな像に収まるものではない。彼の音楽は、とても解放的でポップな質感を持っている。聴けば、それは「彼の音楽」であると同時に「私の音楽」にもなる。そういう音楽を、Gen Kakonは生み出している。

このインタビューは、Gen Kakonにとってほとんど初めてのインタビュー。彼の音楽がどうやって生まれているのか、読み解くヒントになるだろう。彼のフランクな人柄に、インタビュアーである自分も一気に惹き込まれてしまった。そして、個人的に取材をしていて印象的だったのが、彼が何度か「可能性」という言葉を使ったこと。彼は自分のことを「可能性」だと思っているのだ。なんて素晴らしいんだろう。存在とは可能性だ。人が1人生きている。それはこの世界が新しくなる可能性なのだ。そんなことを改めて思い出した取材だった。

Gen Kakon(ゲン・カコン)
2025年、インディーズシーンに突如現れ、「特別な歌声」と評される存在感で急速に注目を集める中国生まれ日本育ちのシンガーソングライター・Gen Kakon。“切なさ”と“真っ直ぐさ”が同居する特別な歌声で多くのリスナーを魅了し、2025年10月リリースの「Boy, Don’t Cry」では、ラジオ34局+CS2局の計36局のパワープレイを獲得するなど、大きな注目が集まっている。また、2025年11月26日にインディーズ3部作の締めくくりとなる新曲「Why am I doing (what I’m doing)」をリリース。

ONE OK ROCKとの出会い。歌がアイデンティティになった高校時代

―2025年にインディーズ3部作として“愛と哀の共同体”、“Boy, Don’t Cry”、“Why am I doing (what I’m doing)”という3曲のシングルをリリースされて、シンガーソングライターとして活動が広がってきているかと思います。そもそもGenさんは中国がご出身で、14歳の頃に日本に来られたそうですが、ミュージシャンになりたいと思ったきっかけは、振り返るとどこにあったのだと思いますか?

Gen:初めての音楽活動は高校生のときに組んだバンドなんです。音楽は中国にいた頃から常に聴いていたんですけど、中国にいた頃は、自分がアーティスト活動をするなんて想像もしていなくて。でも、14歳で日本に来たとき、最初は日本語も喋れなかったので、音楽が唯一寄り添ってくれる存在だったんですよね。

Gen:高校に入ったとき、最初は軽音楽部に体験という形で遊びに行くようになって、そこで歌ってみたら「ONE OK ROCKのTakaさんの声に似てる」と言われて。家に帰ってONE OK ROCKを聴いてみたんですけど、めちゃくちゃカッコよくて。その後、文化祭でもONE OK ROCKはカバーしましたね。

―では、音楽を聴くだけでなく「自分でやる」となったのは、バンド活動が最初だったんですね。

Gen:そうなんです。僕は広島の高校に通っていたんですけど、クラスメイトが学校の外で組んでいるバンドにもボーカルで参加するようになって。当時は、ラウド系のバンドで歌っていました。

―最初からボーカルというポジションもしっくりきましたか?

Gen:そうですね。歌うことが好きだったし、当時は日本語が今ほど喋れなかったので、歌が唯一のアイデンティティになっていたと思います。

第1弾シングルの“愛と哀の共同体”

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