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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

堀込泰行の20年。キリンジ、馬の骨、個人名義と、キャリアの変遷を振り返る

2025.10.15

馬の骨『BEST OF UMA NO HONE 2005-2025』

#PR #MUSIC

今はライブしたいモードに。「バンドは理屈なく楽しい」

ー馬の骨ともう一回向き合って、泰行さんのキャリアにおいてどんな意味があったと感じていますか?

堀込:「20周年だから出そう」ということ自体は、当時所属していた事務所のスタッフから言われて、その企画に乗っかった始まり方ではあったんですけど、今回自分でセレクトした10曲を聴いてみると、当時は今よりももっと伸び伸び作っていたのを感じました。時間がなくて大変だったと言ったものの、やっぱりソロで、セルフプロデュースで作れることがすごく嬉しかったんだと思うんですよね。ファーストの歌詞は、ちょっとダサくても、本当に思っていることを歌おうと心がけて作っていたり、ベスト盤には収録されてないけど、おもちゃのシンセで作ったインタールードは、カセットテープで録ったものをそのまま本ちゃんの音源として使ってたり、そういう遊びがあったし。2枚目もレゲエっぽい曲に挑戦してたり、ブレイクビーツっぽいのをやってみたり、伸び伸び楽しんで作ってるなって。だんだん経験を積んでくると、ちゃんとしたものを作ろうとしちゃってる自分もいて、そこはこのアルバムを作ることでハッとさせられましたね。

ー20年前とも近い感覚なのかもしれないですね。馬の骨をやることで遊び心を思い出して、リフレッシュすることができる。

堀込:そうですね。あとはシンプルに2枚のアルバムからいい曲だけピックアップすると、めちゃめちゃいいのができたなって。そういう当たり前の発見が、自分にとってはコペルニクス的発想の転換だったりして。

ーじゃあ次のソロアルバムを作るときは、20曲作って、そこから選ぶ?

堀込:20曲ちゃんとレコーディングするのはさすがに無理だと思うんですけど(笑)、でもある程度の完成度のデモを20曲作って、そこから絞り込んだらいいのができるだろうなって、希望をもらいました。最初から「こういうアルバムを目指そう」みたいな感じで作って、曲の頭数を揃えようとしていくと、やっぱり窮屈になっちゃう。そうじゃなくて、僕の場合はとりあえずいろいろ作ってみて、厳選して、それでできあがったものが僕のやりたかったことになるんだろうなって、そんな気がしますね。

ーでは最後にライブについて聞かせてください。10月には堀込泰行名義でのクアトロツアーがあります。

堀込:フルバンドでフル尺のしっかりしたワンマンライブをやるのは前のアルバムのとき以来だと思うので、実は4年ぶりぐらいなんです。今年の4月にスカートと対バンをして、それがかなりひさびさのバンドでのライブだったんですけど、そのときにすごく気持ちよくて。弾き語りだったり、プラネタリウムでやってる4人編成もすごくクリエイティブで楽しいんだけど、バンドはとにかく理屈なく楽しいなっていうのに改めて気付かされて、そこから僕はすっかりバンドでライブがやりたいモードになってしまって。なので、10月のライブに関しては、たまっているものを思いっきり吐き出したいですね。会場がライブハウスなので、体が少し揺れるような曲を揃えて、お客さんもスタンディングだけど疲れない、そういうセトリを考えてます。あとは今までほとんど演ってこなかった曲や旧曲の新アレンジなんかも。

ーさらに、12月には馬の骨としての一夜限りのスペシャルライブも決定しています。

堀込:馬の骨のライブはもともと予定には入ってなかったんですけど、せっかくアルバムを出すから、ライブやりたいよねっていう話になって。ただベスト盤の企画がスタッフから持ち込まれたのが今年の春ぐらいだったから、とにかく空いてる会場を探すのが大変で。あとは他のメンバーもみんな当時以上に売れっ子になってしまって、揃う日も限られる。そんな中、奇跡的に12月28日(日)の渋谷WWW Xが空いてたので、ぜひやろうとなりました。馬の骨は2枚アルバムを出して、ツアーも2回しかやってないんですけど、初めてのソロツアーだったので、すごく楽しかったんですよね。馬の骨のファーストのときはライブの後にメンバーとみんなで夜遊びしたりして(笑)。キリンジだと兄に軽蔑されそうな気がしてなんとなく控えてたんですけど、ソロになったらちょっと羽を伸ばしちゃって、そういう思い出も共有してるバンドメンバーなので、そのメンバーでまた今回もできるのはすごく楽しみですよね。

堀込泰行は11月9日(日)開催のNiEW主催『exPoP!!!!!再会 2025』にも出演決定!(イベント詳細はこちらより

『BEST OF UMA NO HONE 2005-2025』

「馬の骨」デビュー20周年記念ベストアルバム 『BEST OF UMA NO HONE 2005-2025』

2025年9月24日(水) Release
ご予約/ご購入はこちら:https://lit.link/umanohone
DL & Streaming:https://lnk.to/BESTOFUMANOHONE
COCP-42531 3,300円(税込)
【収録曲】 
全11曲収録
*M2-M11 -Remastered 2025-

1.Let’s get crazy 【New song】
2.Red light, Blue light, Yellow light
3.燃え殻
4.最低速度を守れ!
5.PING&PONG
6.枯れない泉
7.クモと蝶
8.Chewing gum on the street
9.Carol
10.だれかの詩
11.River

馬の骨20周年特設サイト:https://columbia.jp/umanohone20th/

7inch Analog「Let’s get crazy / 燃え殻」

2025年11月26日(水)Release
【完全限定生産】7inchアナログ盤 COKA-104 2,000円(税込) 
■収録曲 
A面 Let’s get crazy
B面 燃え殻

馬の骨20周年特設サイト:https://columbia.jp/umanohone20th/

YASUYUKI HORIGOME QUATTRO TOUR 2025

Super Squall Entertainment Inc. 5th Anniversary
YASUYUKI HORIGOME QUATTRO TOUR 2025

<日時>
2025年10月23日(木)梅田クラブクアトロ(大阪)
OPEN 18:00 / START 19:00
キョードーインフォメーション 0570-200-888 (12:00-17:00 土日祝休業)

2025年10月25日(土)渋谷クラブクアトロ(東京)
OPEN 17:00 / START 18:00
ホットスタッフ・プロモーション 050-5211-6077(平日12:00〜18:00) https://www.red-hot.ne.jp/

<出演>
Vo,Gt:堀込泰行
Gt:八橋義幸
Ba:沖山優司
Dr:楠均
Key:sugarbeans

<チケット>
前売:¥8,000(税込/ドリンク代別)
※本公演は2会場共にオールスタンディングとなります。
●一般発売:8/2(土) 10:00(東京/大阪公演 共通)
イープラス:https://eplus.jp/yasuyukihorigome/
ローチケ:https://l-tike.com/yasuyukihorigome/
ぴあ:https://w.pia.jp/t/horigome-o/

『Uma No Hone LIVE 2025 〜Back Again!!!!!〜』

2025/12/28(日)
会場:SHIBUYA WWWX https://maps.app.goo.gl/VAzBL55DDB6t8iwFA
時間:OPEN 17:00 / START 18:00

<メンバー>
Vo&Gt. 堀込泰行
Gt. 松江潤
Ba. 沖山優司
Dr. 小松シゲル
Key. 渡辺シュンスケ

<TICKET>
一般オールスタンディング:¥8,000(TAX in)+1D
学割オールスタンディング:¥7,000(TAX in)+1D
※上記共通にて整理番号付きとなります
※チケット購入詳細はオフィシャルHPライブページから https://yasuyukihorigome.com/live/

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