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自然での体験をイノベーションするKammuiを設立
タカノ:Kammuiは2021年に設立されたんですよね?
マックス:そうですね。ローンチしたのが1年前です。
タカノ:Kammuiはどういうプラットフォームなんですか?
マックス:Kammuiのミッションは、もっと多くの人たちを自然に繋げることです。自然は元々日本のカルチャーで、健康やスピリチュアリティの面でも重要なんです。最近はデジタルが多くなって、メンタルなどいろいろな問題がある中で、もう少し自然を自分のライフスタイルに取り入れていくことをプラットフォームを通してやっています。


タカノ:そのガイドをしてくれる方とマッチングしてくれる。
マックス:そうですね。Kammuiは日本のトップのガイドさん、例えば瞑想だと京都のお坊さんから『オリンピック』のスキー選手から、いろいろなジャンルのトップガイドさんとマッチングして、日本のクオリティが高い自然体験をブッキングできるプラットフォームです。
タカノ:ウェブサイトを見ると、SUP(スタンドアップパドルボード)とかハイキングとかいろいろなジャンルがあるんです。その中で「Escapes」というジャンルがあって、そこをクリックしてみたら茶道の体験があったり、本当にジャンルの幅が広いなと思いました。
Celeina:そのエスケープは現実から逃避するという意味ですか?
マックス:自然へのエスケープという意味です。ガイドだけではなく宿泊施設も参加しているので、宿泊も含めて自然での体験ですね。日本政府も今プッシュしているアドベンチャーツーリズムがあるんですけど、例えば北海道で自然を楽しみながらローカルな食を楽しんだり、世界的にもレベルが高いナチュールワイナリーをまわったり。自然での体験をイノベーションして、もっと多くの人たちが楽しめるように。
Celeina:お話を聞いていると、マックスさんとアウトドアアクティビティの繋がりを強く感じますけど、その始まりはいつだったんですか?
マックス:ヨーロッパでもバックカントリーのスノーボードをやっていたんですけど、本当にハマりだしたのが日本に帰国したタイミングで。日本にある、世界でもトップレベルの雪山にハマって、バックカントリーのスノボを通してKammuiのインスピレーションを受けました。

Celeina:日本のパウダースノーはクオリティがすごく高くて、海外で人気なんですよ。
タカノ:それは知らなかった。趣味から仕事に、すごく理想的な感じがしますけど。
マックス:そうですね。お金的には弁護士をずっとやっていた方が楽だったと思うんですけど。
Celeina:好きを仕事にする辛さはあるけど。
タカノ:でも、Kammuiを始めていろんな人との繋がりもできたんじゃないですか?
マックス:そうですね。ベンチャーを立ち上げるのは2回目なんですけど、個人的に楽しいと思うことがミッションにフィットしている人を紹介されて、新しい人と出会うことがインスピレーションになります。
Celeina:人との出会い。キーワードですね。
タカノ:さあ、ここで1曲いきたいと思います。マックスさんにこの時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。どんな曲でしょうか。
マックス:DJするときも最後にかけたいくらいの曲で、一番リスペクトしているブライアン・イーノというイギリスのアーティストと、The Velvet Undergroundのメンバーだったジョン・ケイルという素晴らしいアーティストが2人で作ったアップビートな曲です。ジョン・ケイル&ブライアン・イーノで“Spinning Away” 。