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anea design代表の横町健、好きが高じて塊根植物をフィギュアに

2023.7.3

#ART

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

6月12日は、株式会社anea design(アネアデザイン)代表で、エキゾチックプランツショップ「BOTANIZE(ボタナイズ)」も運営する、横町健(よこまち けん)さんが出演。植物のフィギュアをプロデュースするほどの植物好きである横町さんに、エキゾチックプランツの魅力や、2023年7月、タイのバンコクにオープンするギャラリーで目指すことなどについて伺いました。

好きが高じて塊根植物をフィギュアに

Celeina(MC):簡単なプロフィールをご紹介させていただきます。2008年に内装デザインを手掛ける株式会社アネアデザインを設立し、ドラマ『silent』のロケ地として話題となったカフェ「ANEA CAFE松見坂」をはじめ、参宮橋、中野新橋、白金、八丁堀、門前仲町の都内6店舗を運営。そして、2016年には、塊根植物を中心としたエキゾチックプランツショップ「ボタナイズ」を代官山にオープン。2022年6月には表参道店もオープン。現在は国内の若手アーティストの支援に力を入れ、ギャラリーでの紹介やコラボレーションを行っていらっしゃいます。

タカノ(MC):多岐にわたりという感じですね。

横町:そうですね。もう、何でも屋です(笑)。

タカノ:肩書きは、「何でも屋」ではなく……。

横町:肩書きは……「植物を愛し植物に愛される男」みたいな感じですかね(笑)。

タカノ:サンシャイン池崎さん的な(笑)。ありがとうございます。ANEA CAFÉも『silent』のロケ地になって、いろいろ反響もあったんじゃないですか?

横町:おかげさまで、未だに連日たくさん並ばれてます。

Celeina:そして、プロフィールの「エキゾチックプランツ」というのも気になったんですけれども、エキゾチックプランツって何ですか?

横町:「塊根植物」というジャンルの、多肉植物の一種なんですけども、「ボタナイズ」では、それをメインに扱っております。塊根植物っていうのは、マダガスカル、北米・南米、アフリカの方で自生している多肉植物の一種で、水分をたくさん含むんで、茎や根っこがプックリしているのが特徴です。

Celeina:エキゾチックプランツは、どうして、いつ頃、お好きになられたんですか?

横町:小学校3年生ぐらいから、部屋中をサボテンで埋め尽くすような少年でした。

タカノ:サボテンのどこに惹かれたんですか?

横町:フォルムですね。収集癖が非常に強かったんで、同じぐらいのサイズの同じような感じのものをひたすら並べていくっていう。それを愛でる楽しさですかね。

Celeina:小学生のときから、親御さんに「誕生日に何が欲しい?」って言われても「サボテン」みたいな?(笑)

横町:そうですね(笑)。

タカノ:すごい。塊根植物、僕もネットとかで拝見したんですけれども、デザインがすごい不思議ですよね。

横町:可愛いですよね。

タカノ:可愛いだけじゃなくて、カッコ良いとか、ストレンジ、奇妙みたいな。そういうものがブレンドされた感じがすごく良いです。

横町:そういうのが、感度が高い人に割と刺さるようです。

タカノ:お部屋に1個置いておくだけで、お部屋の中でのアクセントになるというか。

Celeina:タカノさんが塊根植物について喋れば喋るほど、横町さんが、どんどん笑顔になっていく(笑)。

横町:ようこそ、こちらへ(笑)。

タカノ:ちょっと片足踏み込んだ感がありますけれども(笑)。横町さん、好きが高じて、フィギュアも作ったという噂を聞いたんですけど。

横町:今日は、お2人に、一つずつプレゼントしようと思って、持ってきました。

Celeina:ありがとうございます!

タカノ:結構大きいですよ、これ。

Celeina:開けちゃいますね。箱からかわいい。

横町:ありがとうございます。箱もこだわってます。

タカノ:立方体の箱がまず、すごい良くて。マリオに出てくるブロックみたいな。

Celeina:(箱を開けて)超かわいい! 先ほど仰ってた意味が分かりました。

横町:タカノさんのは、グレー。Celeinaさんのは、ノーマルカラーですね。これがリアルな植物のカラーリングです。グレーのは、グラデーションカラーなんですよ。真上から見てください。

タカノ:サボテンですか、これは?

横町:サボテンに近いけどサボテンではないんです。サボテンの親戚ぐらいの位置のです。

タカノ:これは実寸大?

横町:実寸大です。

タカノ:塊根植物自体が、観賞用じゃないですか。フィギュア化するってことは、鑑賞用のものを更にフィギュア化して、それも観賞用みたいな、メタ的な面白さがありますよね。

横町:MEDICOM TOYさんとボタナイズのコラボレーション企画で始まったシリーズなんですけども、当初は、MEDICOMのご担当の方も「この人、何を言ってんだ。植物をフィギュアにって、植物でいいじゃないか」という感じで。ただ、僕の熱い思いを伝えて説得しました。やっぱり植物だと、日々、水やりだったり外に出しておかなければいけなかったり。でも、フィギュアであれば、寝室でもお手洗いでも常に愛でられるんですよ。一緒に寝ても良いんですよ。

Celeina:愛でて欲しいっていう、横町さんの言葉が伝わってきました。私、ぬいぐるみ好きなんですけど、ぬいぐるみを抱きしめて寝るみたいなことですよね。

横町:近いです。

タカノ:植物って、繊細なところがあると思うんで、あまり触ったりできないじゃないですか。

横町:これなら、ベタベタ触っても良いし、頬ずりしながら寝られます。

Celeina:なるほど(笑)。ここで、横町さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらったんですけれども、どんな曲でしょうか?

横町:The Messengersで“That’s The Way A Woman Is”です。

Celeina:選曲理由をお伺いしてもいいですか。

横町:単純にリズムが好きで。フィーリング野郎なんで、雰囲気が好きです。元気になるじゃないですか。

日本のアートシーンをタイのバンコクに

Celeina:小さいときからサボテンが大好きということで、その好きをお仕事に変換させる難しさはなかったですか?

横町:僕にとっては全く難しいことではないんですよね。好きこそものの上手なれで、どんどん知識が入ってくるんですよ。自分が本当に好きで、伝えたいものを説明するって、一番、説得あるじゃないですか。

タカノ:確かに。だから、専門家になっていったってことですよね。

横町:そうですね。すぐ、塊根植物の本も出したんですよね。

Celeina:本の中では育て方なども紹介されてる?

横町:もちろんです。

Celeina:先ほど、曲が流れている間にお話くださいましたけど、フィギュアを分解すると、ポットは植物を育てる用にも使えるという。

タカノ:めちゃくちゃリアルというか。細かいところにまで、こだわりが詰まってるんですよね。

Celeina:塊根植物の入門編として、まず、このフィギュアをゲットしてみて、もうペットのように愛したいって思えたら、実際の塊根植物にステップアップできるってことですよね。

横町:まんまとハマりましたね、僕の作戦に(笑)。

Celeina:やられました(笑)。

タカノ:改めて、塊根植物の魅力は?

横町:握りこぶし大ぐらいのサイズまで成長するのに、20~30年ぐらいかかるんです。すごくゆっくり、1年に1~2ミリしか成長しない種類も多いので。なので、ある程度、でき上がった樹形を楽しむっていう楽しさもあるんですよ。植物なんで、育てる楽しさもあるんですけれども、その両方が魅力的な植物です。

タカノ:育てるのも好きですか?

横町:大好きです。

Celeina:ちなみに横町さん、タイのバンコクにギャラリーを作られたそうで。

横町:そうですね。共同出資で、今年の7月20日、タイのバンコクにギャラリーがオープンします。

Celeina:どんなギャラリーになるんですか?

横町:若いアーティストの作品も一流のアーティストの作品も、日本のアートシーンをタイに持っていって、「これが日本のアートだ」っていうのを見せたいなと思ってます。

Celeina:それも、横町さんの好きから仕事に。

横町:好きなアーティストと好きな作品だけを持って、タイに乗り込みます。

タカノ:バイタリティが溢れてますね。

Celeina:さあ、「FIST BUMP」は、グータッチでつなぐ友達の輪ということで、お友達を紹介してもらっていますが、横町さんがご紹介してくださるのはどんな方でしょうか?

横町:僕が十数年、通っているブラジリアン柔術道場の代表の石川祐樹(いしかわ ゆうき)さんっていう方ですね。

Celeina:ブラジリアン柔術ってどんなものですか? 十数年、通われてるんですよね?

横町:寝技主体の格闘技ですね。もう12年通ってますね。

Celeina:カッコ良いな。ちなみに、石川さんを一言で表すと、どんな方でしょうか?

横町:「同志」です。道場内では僕にとっても絶対的な立場の方なんですけども、同じぐらいの年齢で、同じぐらいに起業してるんで、お互い業種は違えど、経験してきた大変だったこととかも、分かり合えている。僕の中では良き友であり、同志であると思ってます。

タカノ:ありがとうございます。明日は、横町さんの同志である、ブラジリアン柔術道場「カルペディエム」の石川祐樹さんをお迎えします。

Celeina:「FIST BUMP」今日は、株式会社アネアデザイン代表で、エキゾチックプランツショップ「ボタナイズ」の横町健さんでした。ありがとうございました。

横町:ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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