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あのちゃんは驚異的
清家:「救われた」みたいな言葉が出てくるのはわかります。全然ハイパーポップじゃないですけど、例えばあのちゃんのファンとか、大森靖子さんのファンとか、そういう(ファンでいることやそのイベントに行くことが)コミュニティや居場所になっているところで、あの人達がもし全然違うことをしちゃうと、ファンの子達は危ういことになる、というか。
伏見:あのちゃんは特異ですよね。あのカルチャーを背負った立場で、あの大きさに行って、そのままタフにやっていくっていうのが。それで音楽だけなく芸能界的なとこにも入ってるっていうのが、ちょっと信じられない。
つやちゃん:ああいうコミュニティの繊細さを保ったまま武道館まで行けるんだ、と、感動しました。驚異的ですよ、本当に。「界隈の時代」とこの何年かよく言われますけど、その中での一番の成功例というか、代表的・象徴的な存在ですよね。
清家:そうですね。メジャーにいくって言った時に、さすがにちょっと変わるのかなと思っていたこともあったんですけど、本当にその繊細さみたいなものを保ちながら、めっちゃちゃんと仕事して、いろんなとこに出て、こなしていることに驚きます。でもたまにSNSで暴れるじゃないですか。
つやちゃん:それがどっちも保たれてるっていうのがすごいですよね。
伏見:なかなか他の国でも、ああいう人はなかなかいないんじゃないかと思います。全然違うけど、チャーリXCXの立場と近いかもしれないですね。あの感じでそのままトップに行くという。
つやちゃん:はい、はい。