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Summer Eyeが故郷・浦安で向き合う「さびしさ」の正体。失われた町の記憶を辿る

2026.4.7

#ART

浦安には「さびしさ」に似た気持ちが、自分の心の底にある

僕は1985年生まれで、物心ついたのは1990年代なわけですけども。小さい頃から自分の住んでるところはなんだかゲームの『シムシティ』みたいだなと思ってたんですよ。全てが計画通りにつくられていてね。その感覚は間違ってはなかったわけですね。

もちろん嫌いじゃないというか、好きなんですよ、地元だし。でもなんか無表情な町だなって思ってた、正直なところ。歴史がないんで、例えば、埋立地って寺とか神社がないんですよ。つまり神様も仏様もいないんです。ま、そんなの最初っからいねえんだって主張の方もいるかとは思うんですけど。でもこれってけっこうよくよく考えると、ねえ、「そんな町もあるんだなあ」って思いません?

浦安市郷土博物館の展示を見て僕が思ったことは、思い出したことはやっぱりその点で、やっぱりどうしても、海を埋め立てて町をつくったことに対する後ろめたさみたいものを、誰かにってわけでもないし神様にってわけでもないけど漠然と感じちゃうし、感じながら暮らすことにはなるし(いや、そんなん感じねえやって人のが多いとは思いますけども)、人間自ら埋め立てた場所にもちろん神社なんて建てられるわけがないし、なんというか、そういう「さびしさ」に似た気持ちが、自分の心の底にはあるなあと(お前の話かよ)。

で、そのさびしさを埋めてくれるようなですね、素晴らしい素晴らしい屋外展示、昭和27年ごろの浦安の街並みが再現されてましてね。いいんですよねえ、とても。これは是非是非実際足を運んで見ていただきたい。豊かさとはなんなのか、考えちゃうでしょう。

屋外展示では、昭和27年ごろの浦安の街並みが再現されている。タバコ屋の一角の様子

浦安市郷土博物館

アクセス:千葉県浦安市猫実一丁目2番7号
開館時間:9:30〜17:00
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、館内整理日、祝日の翌日、年末年始

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