映画『はたらく細胞』が、日本テレビ系「金曜ロードショー」枠にて、1月30日(金)よる9時より、地上波初放送される。
本作は、擬人化した体内細胞の活躍を描く、清水茜による漫画『はたらく細胞』(講談社「月刊少年シリウス」所載)および、スピンオフ作品『はたらく細胞BLACK』(著者:原田重光・初嘉屋一生・清水茜、講談社「モーニング」所載)の2作品を完璧に映像化した、エンターテインメント超大作だ。2024年12月13日(金)の公開以降、4週連続第1位を獲得し、ワーナー邦画史上歴代興収1位、動員473万人、興収63億円突破という、爆発的な記録を叩き出した。
監督を務めたのは、ヒットメーカー・武内英樹。『翔んで埼玉』シリーズや『テルマエ・ロマエ』シリーズなど、彼の作り出す「大の大人たちが全身全霊を懸けて真剣にバカをやる」コメディは、大笑いした末に感動の余韻を残す。もちろん本作も、例外ではない。劇場公開時、物語前半部は爆笑の渦、後半部は各所からすすり泣きの声が聞こえるという事態となった。この情緒の乱高下を、ぜひお茶の間で体験してほしい。
主人公である、「映画史上最小の武闘派ヒーロー」白血球を演じたのは、佐藤健である。一見コワモテかつバリバリに動けるバーサーカーでありながら、実は優しくいい人であるというキャラに、彼以上にハマる俳優はいないと思われる。雑菌たちとの戦闘時に見せる驚異的な身体能力と、ヒロイン・赤血球(永野芽郁)や血小板(マイカピュ)に接する際の優しさとのギャップが、大きな魅力である。

アクションにおいても、「白血球は、僕にとって集大成のような役」「『るろうに剣心』以上のアクションを見せないと、自分がやる意味がない」と、並々ならぬ決意で挑んだようだ(公式パンフレットより)。彼は、『るろうに剣心』シリーズのスタントコーディネーターだった大内貴仁に自ら声をかけ、白血球としての技斗を練り上げていった。もはや、コメディ映画に挑む姿勢ではない。
そして、おそらく彼のストイックさに触発されたのであろう。同じく武闘派細胞である、キラーT細胞を演じる山本耕史、NK(ナチュラルキラー)細胞を演じる仲里依紗らも、キレのあるアクションおよび肉体美を披露している。キラーT細胞のアメリカの体育会系学生のような豪快でパワフルなキャラクター像や、NK細胞のクールビューティーなカッコ良さも、見どころのひとつである。
本作は、秀逸なコメディであると同時にアクション大作でもある。そしてアクション大作に必要不可欠なのは、強大なラスボスの存在だ。その重要な役どころを演じるのは、意外にもSEKAI NO OWARIのFukaseである。公式の役名が「????」となっているため、詳細には触れない。だが、その強さと相反する悲しさは、『鬼滅の刃』における悲しい鬼たちの運命を思い出す。もちろん、この「????」と白血球のバトルは、必見だ。

笑って泣いてタメになり、鑑賞後は自らの健康にも気を配るようになるという、1粒で2度も3度もおいしいエンターテイメント作品である。
『はたらく細胞』

■公開日:12月13日(金)
■出演者:永野芽郁 佐藤健 / 芦田愛菜 山本耕史 仲里依紗 松本若菜 染谷将太 板垣李光人 加藤諒 加藤清史郎 マイカピュ
深田恭子 / 片岡愛之助 / 新納慎也 小沢真珠Fukase (SEKAI NO OWARI) / 阿部サダヲ
■原作:清水茜「はたらく細胞」(講談社「月刊少年シリウス」所載)
原田重光・初嘉屋一生・清水茜『はたらく細胞BLACK』(講談社「モーニング」所載)
■監督:武内英樹
■脚本:徳永友一
■音楽:Face 2 fAKE
■製作:映画「はたらく細胞」製作委員会
■制作プロダクション:ツインズジャパン
■主題歌:Official髭男dism「50%」(IRORI Records/PONY CANYON Inc.)
■クレジット:©清水茜/講談社 ©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 ©2024映画「はたらく細胞」製作委員会
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■公式サイト: saibou-movie.com
■公式X: @saibou_movie #映画はたらく細胞