大相撲ロンドン公演が10月15日(水)から19日(日)まで、イギリス・ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催されている。あわせて、日本国内に向けた映像の配信も行われている。
同公演は、1991年以来34年ぶりとなるロンドンでの大相撲公演。横綱・大の里、豊昇龍ら幕内力士と一部十両力士が参加し、伝統文化の発信に務める。2026年にはフランス・パリでの公演も予定されている。
取組は期間中毎日日本時間午前3時半から開始、6時ごろまで行われ、最終公演は19日(日)22時より取組が行われる予定。
日本国内に向けた公演の生配信とアーカイブ配信も実施されている。StagePlayer+では購入することで視聴でき、Rチャンネルでは無料で視聴することができる。
編集部からのひとこと
3時半にアラームをかけ飛び起きて、初日の公演を観た。横綱の綱締実演が行われたり、随時英語で解説され「スポーツでもあるが『evil spirit』を鎮めるための神事だ」ということが強調されたりと、ロンドンの人々に文化を伝えるという心意気が感じられた。会場のロイヤル・アルバート・ホールは名高い演劇場。観客のまなざしを含めていつもとは違う緊張感が漂い、呼出の声がいっそう綺麗に聴こえた気がしたし、いわゆる花相撲も演劇場という場には馴染むように思った。スーツを着た司会者2人が土俵には頑なに上がらずその周囲を歩いて進行しているのも、土俵の神聖さを際立たせているようで印象的だった。
頻繁にあるわけではない海外巡業(といいつつ今年からいくつか続くようだけれど)。歴史の大きな流れの中に自分がいて、それに立ち合っているのだと実感できる機会だと感じた。ここには書き切れないような滅多にみられない光景を、こうして日本にいながらリアルタイムで目撃できることの喜びを感じている。大相撲の海外巡業をはじめた前田山はこれをみて何を思うのだろう。(編集部:柳瀬)
大相撲ロンドン公演 日本国内向け生配信
取組:10/16(木)~19(日) 午前3時半~6時
決勝:10/19(日) 夜22時~ 放送
Rチャンネル 大相撲ロンドン公演配信ページ
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StagePlayer+ 大相撲ロンドン公演配信ページ
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