映画『青いカフタンの仕立て屋』が6月16日に日本で公開される。
第75回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞し、第95回アカデミー賞のモロッコ代表として国際長編映画賞の最終候補15本の中にも選出された『青いカフタンの仕立て屋』。
伝統を守る仕事を愛しながらも、自分自身は伝統からはじかれた存在と苦悩し真の自分を隠して生きるハリム。そんな職人気質の夫を誰よりも理解し支えてきた妻のミナは病に侵され、余命わずかとなる。そんな中、若い職人のユーセフが現れ、3人は青いカフタン作りを通じて絆を深めていき、ハリムとミナは「ある決断」をするというストーリーだ。
監督を務めるのは、2021年に『モロッコ、彼女たちの朝』を手掛けたマリヤム・トゥザニ。キャストにはルブナ・アザバル、サーレフ・バクリ、アイユーブ・ミシウィらが名を連ねている。