9月5日(金)に全国公開される映画『遠い山なみの光』の本ビジュアルと本予告が公開された。
2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロのデビュー作である同名小説を原作に、『ある男』や『蜜蜂と遠雷』の石川慶が監督を務めた同作。1950年代の長崎と1980年代のイギリスを舞台に、日本人の母とイギリス人の父を持ち、大学を中退して作家を目指しているニキが、母・悦子の半生を作品にしたいと考え話を聞くが、次第にその話に違和感を抱くというストーリーになっている。
長崎時代の悦子役を広瀬すず、悦子が知り合うミステリアスな女性・佐知子役を二階堂ふみが演じ、イギリス時代の悦子役を吉田羊、娘のニキ役をカミラ・アイコが務める。
原作者であるカズオ・イシグロのある一節から始まる本予告では、イギリスで暮らす悦子(吉田羊)が、娘のニキ(カミラ・アイコ)に、長崎で暮らしていた頃の話を聞かせてほしいと言われ、「素敵な思い出よ」と呟くも、ニキに「嘘」と言い放たれるシーンや、長崎時代の悦子(広瀬すず)が、自由奔放に自らの人生を謳歌する佐知子(二階堂ふみ)を、意味ありげに見つめるシーンが描かれている。
本予告とともに公開された本ビジュアルは、長崎の山なみを背に、凛とした表情でこちらを見ている悦子(広瀬すず)と、ミステリアスなたたずまいの佐知子(二階堂ふみ)、そして30年後にイギリスで暮らしている悦子(吉田羊)の姿が映し出されている。
『遠い山なみの光』

原作:カズオ・イシグロ/小野寺健訳「遠い山なみの光」(ハヤカワ文庫)
監督・脚本・編集:石川慶 『ある男』
出演:広瀬すず 二階堂ふみ 吉田羊 カミラ・アイコ 柴田理恵 渡辺大知 鈴木碧桜 松下洸平 / 三浦友和
製作幹事:U-NEXT
制作プロダクション:分福/ザフール
共同制作:Number 9 Films、Lava Films
配給:ギャガ
助成:JLOX+ ⽂化庁 PFI
上映時間123分
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